男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は3日、第30シードの
J・レヘチカ(チェコ)と世界ランク35位の
F・オジェ アリアシム(カナダ)のシングルス準決勝が行われたが、レヘチカは第1セット3-3の場面で腰の負傷により棄権し「ATPマスターズ1000」初の決勝進出とはならなかった。
>>【動画】無念の棄権、苦悶の表情を浮かべるレヘチカ<<>>ルブレフ、オジェ アリアシムらマドリッドOP組合せ<<22歳で世界ランク31位のレヘチカは今季、1月のアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)でツアー初優勝を達成。さらに3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では
A・ルブレフや
S・チチパス(ギリシャ)らを下し「ATPマスターズ1000」で初のベスト8進出を果たしている。
そのレヘチカは今大会、初戦の2回戦で世界ランク130位の
H・メジェドビッチ(セルビア)、3回戦で同118位の
T・モンテイロ(ブラジル)、4回戦で元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)を破り8強入りすると、準々決勝では第3シードの
D・メドベージェフが試合途中で棄権し4強入りを果たした。
迎えたこの日の準決勝の第1セット、両者キープを続け迎えた第6ゲームでレヘチカは腰の不調を訴えこのゲーム終了後にメディカルタイムアウトを取る。治療を終え一度はプレーを再開したレヘチカだったが、3ポイントをプレーしたところで苦悶の表情を浮かべその場に倒れこむと、試合の続行を諦め棄権を申請。無念の棄権となったレヘチカは悔しさのあまり、試合後ラケットを激しく破壊した。
試合後に自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を更新したレヘチカは「僕はここマドリッドでたくさんの思い出を作った。メッセージをありがとう。大きな意味を持つよ。必ず立ち直る」と投稿した。
一方、思わぬ形で決勝に進むこととなったオジェ アリアシムは決勝で第7シードのルブレフと対戦する。ルブレフは準決勝で第12シードの
T・フリッツ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
【ディアドラ】3年ぶり日本再上陸■公式ストアで最新シューズ&ウエア発売中>
■関連ニュース
・ナダル「これが最後」別れ告げる・錦織 圭 全仏OP直前ツアー大会出場へ・最高の選手は3人「おそらく私と…」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング