男子テニスのW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）は１７日にシングルス３回戦が行われ、第１６シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）が第３シードのＤ・メドベージェフを6-4, 5-7, 6-4のフルセットで破り、２年ぶり２度目のベスト８進出を果たした。

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世界ランク１７位のズベレフが同大会に出場するのは２年ぶり８度目。２０２１年には優勝を飾っている。

今大会ズベレフは、１回戦で同１９位のＧ・ディミトロフ（ブルガリア）、２回戦で同４５位の西岡良仁をいずれもストレートで下し３回戦に駒を進めた。

３回戦の第１セット、ズベレフは第５ゲームで３度のブレークポイントをしのぐと、第７ゲームでこの日初のブレークを果たし、先行する。

続く第２セット、両者１度ずつブレークを奪い合うと終盤の第１２ゲームでメドベージェフがラブゲームでブレークに成功し１セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、ズベレフは第８ゲームでブレークポイントを２本握られるもこれをしのぎ、直後の第９ゲームでブレークに成功。このリードを守り切ったズベレフが準々決勝進出を果たした。

ズベレフは今シーズン、メドベージェフに３戦３敗中だったが、これで連敗を止め、メドベージェフとの通算の対戦成績を７勝９敗とした。

ズベレフは試合後のオンコートインタビューで「我慢することを心掛けたし、チャンスは逃さないようにした。２人ともサービスがとても良かったからね。今年はとてもタイトな試合で（メドベージェフに）３度負けていたから、今日やっと勝ててうれしいよ」と語った。

勝利したズベレフは準々決勝で世界ランク３２位のＡ・マナリノ（フランス）と対戦する。マナリノは３回戦で同４３位のＭ・マクドナルド（アメリカ）が試合途中で棄権したため準々決勝に進んでいる。

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