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「パワフルになったEゾーンを打ってみました」

ギーク通信
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)
画像提供: ウインザー商事
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。

>>Eゾーン特別ページ<<

昨年12月にヨネックスのEゾーンの7代目の試打用6本セットを借りることができました。撮影してすぐにメーカーに返却しなくてはいけないので、時間がなく慌てていたこともありますが、コートに行ってラケットを出してみたら、ガットが張ってないことに気が付きました。がっかりしながら、ラケットを眺めていると1本だけ張ってあるのを見つけました。

Eゾーン100だけ奇跡的に張ってあったので、早速打ってみました。

Eゾーン100

まったく商品知識のないまま打った感想は
「飛びがいい」
「打球感が柔らかい」
でした。
前作に比べて、より簡単になっているようで、爽快な打球感で気持ちよく打つことができました。後で知ったのですが、フレーム厚が0.5mm厚くなっており、最大厚が26.5mmになっていました。

飛びがいいのは、間違いではありませんでした。さらに素材もしなり戻りのある2G-Namd SPEEDを採用し、前作に比べ3.7パーセントしなりが増し、戻り速度は2.4パーセントアップしています。

打球感が柔らかく感じたのは、フレーム断面形状を薄くし、インパクト時に内側に撓むようにしたことで前作より16パーセント撓み量をアップしていることと、振動吸収を5.9パーセントアップしていることが要因です。

元々、Eゾーンはヨネックスの中で、パワー系のラケットですので、さらにパワーアップを図ることで、VCORE、VCOREプロと差別化しているのだと思います。

数日後にEゾーン98も打つことができました。

Eゾーン98

前作は100に比べ98は飛び抑えめという設計でしたが、7代目となる今作は98もパワーアップしていました。より、先の方で打つ方は98があっているのですが、トップ部のフレーム厚は100が23.5mm→23.8mmと0.3mmアップしているのに対し、98は23.0mm→23.5mmと0.5mmアップしており、100より98の方が変更率が高くなっています。

また、フレーム断面形状を変更しているのは、フレーム上部ですので、先で打つとその効果をより感じることができるので、98の方がより前作からの変化を感じることができるのです。トラックマンで100と98のデータを取ったのですが、

Eゾーン100:スピード107.3km、レングス23.7m
Eゾーン98:スピード108.5km、レングス25.5m
98の方が、パワーアップしていました。
テニスコートの距離は23.77mですので、98はアウトしていることになるのですが、ベースラインがわからない状況で打っているので、あくまでも参考にしてください。

前作は100を打った後に98を打ったら、2バウンドしていまい、98は飛ばないなと感じていましたが、今作は98の方が力強さを感じました。
スピン、スライス、フラット全てのショットを満遍なく打つ方は100がいいと思います。特にスライスの切れは98より出ていたと思います。
攻撃的なストローカーは、98で厚い当たりで打つと威力のある重たいボールが打てて気持ちいいと思います。

1月に発売になるのは、Eゾーン100とEゾーン98の2機種のみで、残りの5機種は4月発売の予定です。

>>Eゾーン特別ページはこちら<<

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