男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ（フランス/パリ、室内ハード、ATP1000）は６日、シングルス準決勝が行われ、第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）が第７シードのＨ・フルカチュ（ポーランド）を3-6，6-0，7-6 (7-5)の逆転で破って、決勝戦へ駒を進めた。

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２０１９年以来２年ぶり７度目の決勝進出を果たしたジョコビッチは、第２シードのＤ・メドベージェフとの決勝戦に向けてコメントを残した。

男子プロテニス協会のATPは、そのコメントを公式サイトで掲載し「僕にとっては大きな挑戦であり、大きな戦いでもある」と語った。

「ダニール（Ｄ・メドベージェフ）は自分のベストなプレーを見つけている。彼はミスが少ない。でも僕もコート上では調子がいいし、試合のスタートはニューヨークよりもいいものにしたいね」

「トロフィーを掲げるためには、最高のテニスをしなければならない。自分が何をしなければならないかはわかっている。何事も100％の保証はないけど、僕は戦いの準備ができているよ」

なお、ジョコビッチは準決勝でフルカチュ相手に苦戦を強いられた。５本のエースを決められるなどファーストサービスが入ったときに８３パーセントの高い確率でポイントを獲得され、ブレークを奪うことができずに第１セットを先取される。

それでも第２セットではストローク戦でミスを重ねるフルカチュから３度ブレーク。自身のサービスゲームでは１度もチャンスを与えることなくセットカウント１－１に追いついた。

ファイナルセットでは、第４ゲームでロングラリーを制し先にブレークしたジョコビッチだったが、第７ゲームでブレークバックを許す。ゲームカウント５－４で迎えた第１０ゲームではドロップショットを放つなどフルカチュを揺さぶりマッチポイントを握るもののこれをしのがれる。それでもタイブレークを制し２時間１７分の試合を制した。


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