女子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)は18日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
大坂なおみが世界ランク24位の
C・ガウフ(アメリカ)を4-6,6-3,6-4の逆転で破り、初戦突破を果たした。
>>大坂ら シンシナティ対戦表<<>>大坂なおみvsタイシュマン 1ポイント速報<<7月の東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)以来 約3週間ぶりの公式戦となった大坂。この日は第1セットを落として迎えた第2セットでも先にブレークされる苦しい展開になるも、そこから2度のブレークを奪いセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセットでは第1ゲームでブレークに成功すると、サービスゲームではファーストサービスが入ったときに93パーセントの高い確率でポイントを獲得するなど17歳のガウフに挽回のチャンスすら与えることなく逆転勝ち。1時間53分で16強入りを決めた。
大坂とガウフは今回が3度目の顔合わせ。前回は昨年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)3回戦で対戦しており、そのときはガウフにストレート負けを喫していたが、この日の勝利で通算成績を2勝1敗と勝ち越しに成功した。
女子テニス協会のWTA公式サイトには大坂のコメントが掲載されている。
「彼女(ガウフ)と対戦するときはいつもタフなものになる。今日の試合はサーブに頼ったものだったから、ファーストサーブが入ったときにポイントを取られなかったことがとてもうれしく、良かったところだと思う」
「第1セットを取っていたら本当に良かったんだけど、第2セットでは逆転できて良かった。彼女のプレーを観察して冷静になろうとしていた。前回オーストラリアで対戦したときはまったく冷静さを欠いていた気がする。今日は平常心を保ち、試合中に何をすればいいのかを考えていた」
大坂は3回戦で世界ランク65位の
J・タイシュマン(スイス)と対戦する。タイシュマンは2回戦で同85位の
B・ペラ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。両者は初の顔合わせ。
また、大坂は父親の祖国であるハイチで発生した大地震への復興支援のため今大会で獲得した賞金を寄付することを表明しており、大会前の会見では「優勝したい」と意気込みを語っている。
同日には第1シードの
A・バーティ(オーストラリア)、第5シードの
Ka・プリスコバ(チェコ)、第8シードの
G・ムグルサ(スペイン)、第9シードの
B・クレチコバ(チェコ)、第10シードの
B・ベンチッチ(スイス)、第11シードの
P・クヴィトバ(チェコ)、第14シードの
V・アザレンカらがベスト16に駒を進めた。
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