女子テニスのW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000）は１８日、シングルス２回戦が行われ、第２シードの大坂なおみが世界ランク２４位で１７歳のＣ・ガウフ（アメリカ）を4-6，6-3，6-4の逆転で破って東京オリンピック（日本/東京、有明テニスの森、ハード）以来 初の公式戦を白星で飾り、初戦突破を果たした。

＞＞大坂ら シンシナティ対戦表＜＜

＞＞大坂 なおみ 3回戦 1ポイント速報＜＜

東京オリンピック以来 約３週間ぶりの公式戦となった大坂はこの日、強烈なサービスと安定感のあるストロークを武器にサービスゲームのキープを続ける。リターンゲームでは２度のブレークチャンスを握るもこれを決め切れずにいると、第９ゲームではこの試合初のダブルフォルトを犯すなどリードを許しブレークチャンスを与えると、最後はフォアハンドのショットがアウトになりブレークされる。続く第１０ゲームをガウフにキープされ第１セットを落とした。

第２セットでも第１セット同様に互いのサービスゲームのキープが続くなか、第３ゲームでは再びダブルフォルトで先行を許した大坂がそこからミスを重ねブレークを奪われる苦しい展開に。しかし、直後の第４ゲームではこの日初となるブレークに成功し流れを引き戻すと流れは大坂に傾き、第８ゲームで２度目となるブレークを奪いセットカウント１－１に追いついた。

迎えたファイナルセット、大坂はストローク戦でガウフのミスを誘い出し第１ゲームでブレークに成功。その後はコート中央からショットを左右に打ち分け主導権を握ると、最後まで挽回を許すことなく逆転勝ち。昨年の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）３回戦でストレート負けを喫していた１７歳を振り切った。

１６強入りとなった大坂は３回戦で世界ランク６５位のＪ・タイシュマン（スイス）と同８５位のB・ペラ（アメリカ）のどちらかと対戦する。

また、大坂は父親の祖国であるハイチで発生した大地震への復興支援のため今大会で獲得した賞金を寄付することを表明しており、大会前の会見では「優勝したい」と意気込みを語っている。

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