テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク111位の
D・クドラ(アメリカ)を6-3, 6-2, 6-2のストレートで破り、11年連続14度目の3回戦進出を果たした。試合後「ピークをグランドスラムに持ってこれるようにしている」と2連覇と5度目の優勝へ自信を語った。
>>錦織vsノリー 1ポイント速報<<>>錦織らウィンブルドン対戦表<<この日、ジョコビッチはサービスエースを13本決めるなどファーストサービスが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得。初対戦となったクドラに3度ブレークを許したものの、自身はそれを上回る7度のブレークに成功し、1時間33分で勝利した。
試合後の会見でジョコビッチは「安定感は1つの鍵だったし、10年前からグランドスラムに重きを置いている。グランドスラムでは自分のベストのプレーができるように常に目標にしている。ここでのプレーのレベルはとても高いと思う。それがこのような結果を導いているはず。それが考えられる唯一説明できること。ウィンブルドンとか他のグランドスラムとか特別なことはないと思う。ただ自分自身をしっかり準備してピークをグランドスラムに持って来れるようにしている。それはどんなサーフェスでも。このテニスというスポーツにおいてグランドスラムはメインとなる大会」と自信をのぞかせた。
また、記者から第5シードの
D・ティーム(オーストリア)、第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第7シードの
S・チチパス(ギリシャ)らが1回戦敗退を喫したことについて問われると
「驚きだと言うのが正しいと思う。あなた方が言うような選手がグランドスラムの1回戦での敗退は予期していなかった。なぜなら彼らは既にトップ選手だから。 ランキングからもそうだし、今年ここまでの成績や彼らの状態などでも。ズベレフは今季あまり良いプレーをしていなかったかもしれない。しかしながら彼らはトップ選手。そしてトップ選手としての重圧を感じている。それはよりプレッシャーや期待や注目を感じているということ」
「2008年に初めてグランドスラム優勝を飾った時に、自分がどんなだったか思い出すよ。数分前にそれについて話していた。それからの数年間は世界の3位や4位だった。それはそれで既に素晴らしいことだったが、グランドスラムで次のステップを踏むことや優勝することができなかった。それがどう感じるか知っている。時間が必要。人々が彼らが新しいグランドスラムチャンピオンになるのを見たがっているのは理解している。彼らだって僕ら3人(ジョコビッチ、ナダル、フェデラー)がグランドスラムで優勝し続けるのを見たくはないだろう。実際そんな時は来るはず」と世界トップレベルの重圧について見解を語った。
ジョコビッチはベスト16進出をかけて、3回戦で世界ランク48位の
H・ホルカシュ(ポーランド)と対戦する。ホルカシュは2回戦で同59位の
L・メイヤー(アルゼンチン)を下しての勝ち上がり。
同日の2回戦では、第4シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)、第10シードの
K・ハチャノフ(ロシア)、第11シードの
D・メドヴェデフ(ロシア)、第19シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)らが3回戦へ駒を進めた。
「ウィンブルドンテニス」
歴史と伝統を誇るウィンブルドンテニス。グランドスラム通算20勝のフェデラー、昨年の覇者ジョコビッチがさらなる記録へ挑む。
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