テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は7日、男子シングルス準々決勝が行われ、第5シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第3シードの
M・チリッチ(クロアチア)を7-6 (7-5), 5-7, 6-3, 7-5で下し、2009年以来9年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。
>>ナダルvsデルポ 1ポイント速報<<>>ティームvsチェッキナート 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<この日、チリッチとの2日がかりの激闘を3時間50分で制したデル=ポトロは、試合後にコート上で涙を流した。
会見では「自分にとって準決勝進出は信じられない。ここでプレーする決断をしたことに、本当に本当にうれしく思う。数週間前は、準決勝へ進めると思っていなかった。まだ生き残っている。肉体的にもいい感じで、明日の試合にもしっかり準備して臨みたい」とコメントした。
度重なるけがを乗り越えたデル=ポトロは「誰もが知っていると思うけど、2年前にテニスをやめようとした」と『引退』の2文字が頭をよぎった過去を明かした。
しかし「ある1つの理由から諦めなかった」と語り始めたデル=ポトロは「手首の問題を解決するために、毎日毎日努力を続けた。そして最終的に成功し、今はこんな素晴らしいプレゼントをもらえた。これからの未来にも期待している」と、これまでの努力が報われたことを喜んだ。
「もちろん、また世界のトップ5に入れるとは思っていなかった。けがの後、こんな大きな大会の準決勝に進めるとは思っていなかった。辛かった日々は過去の話。このプレゼントをエンジョイしている」
全仏オープン初の決勝進出をかけてデル=ポトロは、準決勝で11度目の優勝を狙う第1シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
第11シードでデル=ポトロと同胞の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)はナダルとの準々決勝で第1セットを先取していた。
デル=ポトロは「ディエゴ(シュワルツマン)と自分は全く違うプレースタイル。彼の武器の1つは足で、クレーでのフットワーク。僕は短いポイントが好きで、フラットにボールを打つ。ディエゴにとって素晴らしい大会になったし、ラファ(ナダル)とはレベルの高い試合をしていた」とコメント。
「彼(ナダル)は左利き。左利きの選手は自分との対戦でアドバンテージがある。なぜなら、簡単に自分のバックハンドでプレーをさせることができるから。彼は今の自分のバックハンドがどうなのかを知っている。いずれにせよ、自分はベストを尽くす。ベストのテニスをして、いい試合ができるかはやってみないと分からない」
今大会の優勝候補をナダルとあげていたデル=ポトロは「今もそう思っている。これからの2年間もそう思い続けるだろう。なぜならラファは、彼のテニス人生で全仏オープンでは2度しか負けていないから。彼はこの大会のキング。でも、グランドスラムでの彼との対戦はいつもうれしい。前にも言ったけど、その瞬間をエンジョイしなければいけないし、明日はエンジョイするように努めたい」と意気込んだ。
8日に行われる男子シングルス準決勝のスケジュールは以下の通り。
<フィリップ・シャトリエ>日本時間8日20時(現地8日13時)開始予定
第1試合:(7)
D・ティーム(オーストリア) vs
M・チェッキナート(イタリア)日本時間8日22時30分(現地8日15時30分)以降開始予定
第2試合:(1)R・ナダル vs J・M・デル=ポトロ
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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