テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク72位の
M・チェッキナート(イタリア)が第20シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を6-3, 7-6 (7-4),1-6, 7-6 (13-11)で破り、四大大会初のベスト4進出を果たした。
>>全仏OP対戦表<<この日、チェッキナートは強烈なストロークやドロップショットで元世界ランク1位のジョコビッチから主導権を握った。第4セットのタイブレークでは、最後バックハンドのリターンエースを決めて劇的な勝利をおさめた。試合後にはベンチで涙を流した。
会見でチェッキナートは「ノヴァーク(ジョコビッチ)相手に2セットアップだった。第3セットは少し疲れてしまった。第4セットもブレークされて劣勢だったけど、そこからいいプレーができた。タイブレークも。何度もチャンスがあったし、いいポイントもあった。そして、結果的に試合に勝った。信じられない」と語った。
「ノヴァークはとてもいい人で、自分にとって信じられない選手。彼は自分に『おめでとう。信じられないかもしれないけど、これからも頑張ってほしい』と言ってくれた。夢のようだ。(テニス人生が)とても変わると思う。ゆっくり休んで現実を受け止めて、どうなるかを見てみたい」
腕に13とタトゥーが入っていることについては「13は自分の好きな数字。それをタトゥーにしたかったし、タトゥーが好き。13が自分のナンバー」と明かした。
25歳のチェッキナートは、今年4月のガスプロム・ハンガリアン・オープン(ハンガリー/ブダペスト、レッドクレー、 ATP250)でツアー初優勝。これまでは四大大会の本戦で勝利したことがなかったが、今大会では第8シードの
D・ゴファン(ベルギー)や第10シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、さらに2016年の全仏オープンを制したジョコビッチを下す快進撃を見せている。
四大大会初の決勝進出へ向けてチェッキナートは、準決勝で第7シードの
D・ティーム(オーストリア)と対戦する。ティームは準々決勝で第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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