テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、第7シードの
D・ティーム(オーストリア)が第19シードの
錦織圭を6-2, 6-0, 5-7, 6-4で破り、3年連続のベスト8進出を果たした。
>>全仏OP対戦表<<この日のティームは絶好調で、錦織から第1セットを29分で先取。第2セットでは、ファーストサービスが入った時に100パーセントの確率でポイントを獲得し、錦織を圧倒した。第3セットは第12ゲームで最後フォアハンドのミスをしたティームはブレークを許し、セットカウント2-1となった。
「試合の序盤は、かなりいいプレーができて素晴らしいスタートが切れた。もちろん、第3・第4セットも互角だったと思う。大きなアドバンテージは、セットカウントで2-0になっていたこと。全体的にいいテニスができた。彼は第3セットからレベルを上げたと思う。でも最終的に勝利できて、とてもうれしい」
「彼(錦織)はいいプレーをし始めたと思うけど、自分も少し変わった。最初の2セットは、彼に呼吸をさせなかった。(第3セットからは)彼に少し呼吸をさせてしまった。そして試合が彼のペースになり、とても危険な状態に陥ってしまった。最終的には4セットで終えることができた」
2時間28分で錦織を下したティームは、準々決勝で第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは2・3・4回戦の3試合をフルセットで制しての勝ち上がり。
ティームはズベレフに4勝2敗と勝ち越しているが、今年5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)決勝ではストレートで敗れた。
「対戦表が発表されてから、ドイツ人とオーストリア人のファンはこの対戦を望んでいたと思う。もちろん、お互いここまでこれたことにはうれしく感じている。マドリッドで対戦したばかり。彼(ズベレフ)は素晴らしい選手。今はラファとロジャーに次いで3番目にいい選手だと思う。だから、自分にとって最高のチャレンジになるだろう」
ズベレフが3試合連続でフルセットの戦いを強いられたことについては「彼は去年も素晴らしい1年を送った。今年も素晴らしいシーズンになっている。だから、彼が疲れを残してくるとは思わない。例え誰と対戦しても、5セットマッチを戦うことには変わりはない」と気を引き締めた。
「僕らは、いいテニスをしている証拠でもある。自分にとってステップを踏み出す時だと思っている。なぜなら、自分は今年25歳になる。もう若手ではない。若手は彼で、まだ21歳」
会見でバックハンドについて聞かれることが多いティームだが、この日はフォアハンドについて語った。
「自分のフォアハンドは試合を決めるショットだと思っている。バックハンドの方が見ていてより優れて見えるのかもしれない。他の人がどう感じているかは分からないけど、フォアハンドが自分の得意なショット。基本的にフォアハンドが大好き。それが相手を追い込むショット」
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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