女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント2017(東京/有明コロシアム、ハード、プレミア)は22日、シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
A・ケルバー(ドイツ)に敗れ4強入りとはならなかった第2シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)は、試合後の会見で「彼女が大事なところで少し上回っていた。本当に僅かな差が出たんだと思う」とコメントした。
>>二宮組 準決勝 1ポイント速報<<>>東レPPO 対戦表<<元世界ランク1位同士の白熱した試合が展開されたこの日、プリスコバはトータルで7本のサービスエースを叩き込むも、8本のダブルフォルトを犯し、流れを自身へ引き込むことが出来なかった。ハイレベルなプレーが飛び交う中、最後はケルバーに軍配が上がり、6-7 (5-7), 5-7のストレートで敗れた。試合時間は1時間49分。
会見でプリスコバは「本当に凄い接戦だったと思う。実際、ブレークがあったゲームは1つだけだった。私自身、たくさん良いチャンスがあった。ただ、そのチャンスでことごとくケルバー選手が良いサービスなどでポイントを取ってきた。私のゲームとしては全く悪くはなかったと思うけど、結果的には勝利を収めることは出来なかった」と振り返っていた。
プリスコバとケルバーは今回が9度目の対戦で、昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝戦以来の顔合わせだった。その時もプリスコバはケルバーにフルセットで敗れて準優勝に終わっていた。
「ケルバー選手は手堅いプレーをする選手なので、エラーを重ねてしまうのは仕方ないことだと思うけど、今日は多くがそういった展開になってしまった」
「本当に接戦だったので、タイブレークの中でも(互いに)凄く近い戦いが出来ていたと思う。多分その差は2・3ポイントにしか表れなかったと思うけど、彼女の方が少しだけ上回り、そして少しだけミスが少なかった」
勝利したケルバーは、続く準決勝で世界ランク23位の
A・パブリュチェンコワ(ロシア)と対戦する。パブリュチェンコワは、同日の準々決勝で
B・ストリツォワ(チェコ共和国)を逆転で下しての勝ち上がり。
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