テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は7日、女子シングルス準決勝が行われ、世界ランク83位の
S・スティーブンス(アメリカ)にフルセットで敗れ、決勝進出とはならなかった第9シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)は試合後の会見で今シーズンについて「敗戦より明らかに勝利の方が多かった。そして素晴らしい試合もたくさんあり、勝利からも敗戦からも多くを学べた」と振り返った。
>>ナダルvsデルポ 1ポイント速報<<>>全米OP対戦表<<この日の第1セット、17本のアンフォースドエラーを記録するなど精彩を欠いたヴィーナスは、24分でこのセットを落とした。
「(第1セットは)良いプレーが出来なかった。ただそれだけ。ためらわずにどうやったらボールが相手コートへ返るかを見つけ出すように努めなければならなかった。理解はしたけど、彼女が素晴らしい守りを見せていた。」
続く第2セットを奪い返し、セットカウント1-1に追いついたが、ファイナルセットはスティーブンスの鉄壁の守備の前にミスを重ね、1-6, 6-0, 5-7のフルセットで敗れた。試合時間は2時間7分。
勝敗を分けたファイナルセットについては「良い戦いだったのは確か。結果的に彼女の方がより多くのポイントを獲得した。だから、この結果になった。対照的なプレーだった。自分は攻撃的なテニスを続け、これまで勝ってきたテニスを続けた。ただ、ネットでのミスが多すぎた。」
「他に出来ることはなかった。ただ攻撃的にプレーして、最高のポイントを取りにいった。そして彼女が少しだけ良いプレーをしていた。時には運もあり、時にはそうではない」と振り返った。
37歳のヴィーナスは今季、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で準優勝を飾っていたが、15年ぶりの全米オープン決勝進出とはならなかった。
一方、ノーシードから四大大会優勝に王手をかけたスティーブンスは、決勝で第15シードの
M・キーズ(アメリカ)と対戦する。全米オープンの女子シングルスでアメリカ勢が優勝を争うのは、2002年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)とヴィーナスの決勝以来15年ぶりとなる。
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