テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は6日、男子シングルス2回戦が行われ、4年連続の3回戦進出を果たした第3シードの
R・フェデラー(スイス)が試合後の会見で、今回度々話題となっている芝コートについて語った。
>>錦織vsバウティスタ=アグ 1ポイント速報<<>>ウィンブルドン対戦表<<「初めはかなり苦労した。とても緊張してしまった。なぜか分からないが。序盤でブレークバックできたのは大きかった」と振り返ったフェデラーはこの日、世界ランク79位の
D・ラヨビッチ(セルビア)を7-6 (7-0), 6-3, 6-2のストレートで下して3回戦へ駒を進めた。
今年のウィンブルドンでは、途中棄権をする選手が多く見られ、1回戦終了の時点で男子シングルス7試合、女子シングルス1試合の合わせて8試合が選手のリタイアにより決着しており、ここ数年の大会期間中の棄権回数を大幅に上回っている。
何人かの選手はコートの状態が良くないと不満をもらしており、危ないと感じたら試合は止めるべきか?との問いかけに対し、フェデラーは「良く立つところは芝が剥げてしまい、時には芝がなくなってしまう。色も変わってしまい滑りやすくなるかも知れない。少なくとも剥げてしまうと少なからず変わってしまう。きっと暑い日が続いているせいかも知れない。ただ、芝が滑るから試合を延期するのは聞いたことがない」と、コメント。
続けて「面白いことに、第2週の方が動きやすく感じている。第1週が終わると日曜日はオフになるため、全てのコートが多少整備される。特にサービスを打つ所などは、より動きやすくなる。そうなるとより積極的に動ける。第1週の特に最初の2試合は、滑らないようにより注意が必要。これが自分の意見」と、自身の戦い方について語った。
3回戦では、第27シードの
M・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。


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