男子テニスのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は24日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
R・フェデラー(スイス)が21歳で世界ランク38位の
K・カチャノフ(ロシア)を6-4, 7-6 (7-5)のストレートで下し、2年ぶり9度目の優勝に王手をかけた。
>>ゲリー・ウェバーOP対戦表<<第1セット、互いにブレークし合う立ち上がりとなったが、テンポの早い攻めを展開したフェデラーが試合の主導権を握ってこのセットを先取。
第2セットも両者譲らぬストローク戦となるも、フェデラーが第9ゲームで先にブレークに成功。直後の第10ゲームでブレークバックを許したが、タイブレークをものにして決勝進出を決めた。
決勝では、第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と世界ランク30位の
R・ガスケ(フランス)の勝者と対戦する。
35歳のフェデラーは今大会、1回戦でラッキールーザーで出場の
杉田祐一、2回戦で世界ランク29位の
M・ズベレフ(ドイツ)、準々決勝では昨年覇者の
F・マイヤー(ドイツ)に勝利し、1セットも落とすことなく準決勝に駒を進めていた。
ゲリー・ウェバー・オープンでは、今回を含めて11度決勝に進出しており、歴代最多の8度の優勝を誇る。2003年から2006年に4連覇、2013年から2015年にかけては3連覇を達成した。
今季は全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、 グランドスラム)を皮切りに3大会で優勝を飾るなど絶好調をキープ。その後は、休養と調整のため、全てのクレー大会をスキップして芝シーズンに臨んでいたが、芝初戦のメルセデス・カップ(ドイツ/シュツットガルト、芝、ATP250)では、1回戦で盟友の
T・ハース(ドイツ)に敗れていた。
一方、敗れたカチャノフは、ツアー初優勝を飾った昨年の成都オープン(中国/成都、ハード、ATP250)以来2度目のツアー決勝進出とはならなかった。


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