全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝を飾った世界ランク3位の
S・ワウリンカ(スイス)は11日、自身のフェイスブックを更新し、芝大会の期間限定で元世界ランク12位のP・アナコーン(アメリカ)をコーチとして迎え入れることを発表した。
>>フェデラーらメルセデス対戦表<<54歳のアナコーンは、1995年から2002年にかけて元世界ランク1位の
P・サンプラス(アメリカ)、2010年から2013年にかけては
R・フェデラー(スイス)にコーチとして帯同した実績を持つ。
現役時代には、ツアー3大会で優勝を飾り、1984年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ではベスト8に進出。ダブルスでは1985年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝、1990年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾った。シングルスにおける通算戦績は157勝131敗。
ワウリンカは「ポールは史上最高の選手たちと共にこれまで仕事をしてきた。彼の経験は芝での戦い方をより良いものにしてくれる。彼をコーチとしてチームに加えることは、本当に光栄だし名誉なことだ」と綴った。
バンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、 レッドクレー、ATP250)で今季初優勝を飾ったワウリンカは、全仏オープンで2年ぶりの決勝進出を果たすも、
R・ナダル(スペイン)にストレートで敗れて2度目のタイトル獲得を逃した。
四大大会では、全豪オープン、全仏オープン、全米オープンの3大会でタイトルを獲得している。
残るウィンブルドンで優勝すると、史上9人目の生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会で優勝)達成となる。
32歳のワウリンカは、多くのトッププレーヤーの活躍を支えた名伯楽を招き入れ、短い芝のシーズンに臨む。
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