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錦織 全仏「すごく収穫あった」

男子テニスで世界ランク9位の錦織圭が12日、自身の公式ブログを更新し、先日まで行われていた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)について「反省点はたくさんありますがテニスに自信が戻ってきたのは感じてるのですごく収穫のあったフレンチでした」と振り返った。

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「フレンチオープンが終わりしばしの休憩に入りました。次のハレまではここから1週間ちょっとあるのでなるべく休みながら次の芝のシーズンまで調整です」

現在27歳の錦織は、11日まで行われていた全仏オープンの準々決勝でA・マレー(英国)と対戦。第1セットを先取するも、続く第2セット以降で挽回を許し、惜しくもベスト4進出とはならなかった。

今年の全仏オープンを振り返り「一番つらかったのは3回戦のチョン戦でした」と錦織。

チョン・ヒョン(韓国)と3回戦では2セットアップとリードしていたが、第3セットをタイブレークの末に落とすと流れがチョンに傾き始めていたタイミングで雨により中断、翌日へ順延となった。

「これがなかったら本当に厳しかったので雨に助けられた一戦でした」と綴った錦織は、翌日の試合再開後、第4セットは落としたものの、ファイナルセットを取り切って勝利を手にしていた。

「ベルダスコには正直どうやって勝ったのか覚えていません。笑 そのぐらい死にものぐるいで戦ってたのかなって感じです」と、続く4回戦ではF・ベルダスコ(スペイン)と顔を合わせ、0-6, 6-4, 6-4, 6-0の逆転で勝利。

そして、世界ランク1位のマレーとの準々決勝へ挑んだ。

「出だしすごく落ち着いてプレーできていて集中できてました」と錦織は、第1セットを6-2で先取する好調な滑り出しを見せた。

しかし「悔やむポイントとしては3セット目のタイブレークでしたね」と振り返ったように、第3セットを落としてからはマレーに流れが傾き、第4セットではペースを掴みきれずに逆転で敗れ、初のベスト4進出とはならなかった。

今後は、19日から開幕する芝シーズン初戦のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝、ATP500)に出場予定。

錦織は「やっと感覚が良くなってきたのでもう1大会ぐらいクレーで戦いたかったという思いがありますが次は芝です。毎年芝でのプレーは最初は模索しながらなのでウィンブルドンまでにはいい感覚で臨めるようにしたいです!!」と、意気込みを綴った。






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(2017年6月12日20時59分)

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