テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、2年ぶり2度目の決勝進出を果たした第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)は試合後の会見で、第4シードの
R・ナダル(スペイン)との決勝戦に向けて「最大のチャレンジだろう。彼(ナダル)はクレーコートで史上最高の選手」と意気込んだ。
>>ナダルvsワウリンカ 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<この日、2015年の全仏オープン覇者であるワウリンカは第1シードの
A・マレー(英国)を6-7 (6-8), 6-3, 5-7, 7-6 (7-3), 6-1のフルセットで破った。
ナダルとは今回が19度目の対戦で、3勝15敗とワウリンカは負け越している。グランドスラムでは2014年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝でナダルを下し、四大大会初優勝を飾った。
全仏オープンで初出場の2005年から4連覇、2010年から5連覇を達成しているナダルについて「ここ(全仏オープン)で10回目のタイトルを狙っているのは凄すぎる。難しい試合になるのはわかっているけど、お互いプレッシャーがあるはず。2人とも優勝したいし、コートで全力を尽くすはず。自分はベストのテニスをする必要がある。どちらが優勝するかは日曜日まで分からない」とコメントした。
昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でグランドスラム3勝目をあげたワウリンカは「(四大大会の決勝で3度勝っている事実は)自信を与えてくれる。ベストのプレーが出来ることを証明している。それが3回出来た。グランドスラムで優勝するには何が必要かを知っているし、経験済み。どうなるかは、やってみなければ分からない」と述べた。
マレーにはフルセットの戦いを強いられたが、準決勝までストレート勝ちで駒を進めていたワウリンカは体調面に関して「驚くことに、今は全く問題がない。よりリラックスしている。今日の試合も、終始良い動きが出来ていた」と明かした。
一方、史上最多10度目の優勝を狙うナダルは、準決勝で第6シードの
D・ティーム(オーストリア)をストレートで破っての勝ち上がり。
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