男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は10日、シングルス2回戦が行われ、第6シードの
錦織圭が世界ランク40位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を1-6, 6-0, 6-4の逆転で下して5年連続の3回戦進出を果たし、右手首の怪我からの復帰戦を白星で飾った。
>>錦織vsフェレール 1ポイント速報<<>>錦織らマドリッドOP対戦表<<上位8シードが1回戦免除のため、この日が初戦だった錦織は序盤からシュワルツマンの強打に押され、第4・6ゲームでブレークを許すと、その後もポイント先行することが出来ず第1セットを落とす。
続く第2セット、徐々に調子を上げてきた錦織が第2ゲームで先にブレークに成功。その後もストロークやネットプレーで積極的に攻撃を仕掛けて1ゲームも与えずにこのセットを奪い、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、ミスが増えてきたシュワルツマンの隙を突いた錦織は第4・6ゲームでブレークに成功。その後2度のブレークを許したが試合の主導権を渡さずフルセットの接戦を制した。
3回戦では、世界ランク30位の
D・フェレール(スペイン)と対戦する。両者は今回が13度目の対戦で、錦織の8勝4敗。2015年のムチュア・マドリッド・オープン準々決勝では錦織がストレートで勝利している。
世界ランク8位の錦織は、ムチュア・マドリッド・オープンに5年連続6度目の出場。2014年には準優勝を飾り、2015・2016年は2年連続でベスト4へ進出した。
今季は、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でベスト8へ進出したが、右手首を負傷。続くバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は右手首の怪我が完治せず欠場しており、今大会が約1カ月半ぶりの実戦。
上位シード勢が勝ち進んだ場合、準々決勝で第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、準決勝で第4シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する組み合わせとなっている。
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