テニスの全豪オープン2017(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は、アジア各国で史上最多のテレビ放送を記録している。予選に加え、本戦の411試合全てが中国や日本など130もの国と地域でライブ放送。これはグランドスラムの歴史でも初めてのこと。
>>全豪OP 対戦表<<全豪オープン2017は、中華圏で過去にないほど、より多くのチャンネルやテレビ局で放送されている。
今年の全豪オープンの新たな取り組みとして、中国の新しいリアルタイム放送が標準中国語のマンダリンでCCTVと上海テレビにて1日に2回放送。その他、その日のトップ10やトップ5ニュース、専門家の分析などはダイジェストで放送されている。
特集したライブ映像は中国、日本、韓国、インドを含む75を越える地域で初めて放送された。
ダイジェストや試合などは、日々アジア全土はもとより、世界中に提供されている。本戦全試合のそれぞれのハイライトなど500以上のダイジェストが試合直後に伝えられている。
大会のハイライトの1つとしては、
錦織圭の試合が日本国内で多くの視聴率を獲得し、マーケットの実に20パーセント以上のシェアを生み出した。
今年は初めてロッド・レーバー・アリーナ、マーガレット・コート・アリーナ、そしてハイセンス・アリーナの試合が日本、中東、そしてアフリカで同時に放送されている。
「選手達が新たな歴史を刻もうとしている中、大会自体も新たな歴史を塗り替えようとしている。アジア・パシフィックのグランドスラムとして更なる定着を求めて」と語るのは、大会宣伝部のR・ヒースルグレーブ部長。
放送地域の深さと広がりが増していることは、アジアだけではなく世界中へも広がっていると語った。
「選手達から呼ばれるようになった【ハッピー・スラム】で表されるような特出したコートでのパフォーマンスや大会の改革や明るさは、放送を通しても輝いており、世界中のテニスファンの心と気持ちを掴んでいる。」
また、ヨーロッパでは視聴者が20パーセント増え、
R・フェデラー(スイス)と
M・ズベレフ(ドイツ)の準々決勝はドイツだけでマーケットの5パーセントのシェアを誇り、最も多く視聴された。ドイツ国内の視聴率は12-15パーセントのシェアだった。
アメリカでは、全豪オープンのライブ放送が国内のスポーツ番組で日々ライブ番組の上位5位から10位以内に入った。
第1週の観客動員数は全豪オープン史上初めて50万人を超え、大会最終日である29日の夜はこれまでの最高記録を越える72万3,000人に上ると見込まれている。
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