テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、四大大会初優勝を狙っていた第5シードの
錦織圭は試合後の会見で、準々決勝で対戦の可能性があった第1シードで世界ランク1位の
A・マレー(英国)が男子シングルス4回戦で敗退したことについて「マレーも負けてチャンスはあったので、物足りない」と述べた。
>>全豪OP 対戦表<<4回戦で第17シードの
R・フェデラー(スイス)に7-6 (7-4), 4-6, 1-6, 6-4, 3-6のフルセットで敗れ、惜しくも3年連続4度目の8強入りを逃した錦織は「常にプレッシャーをかけてくるのは、2セット目から感じていました。後半は先にブレークされてしまった」と、この日の激闘を振り返った。
第4セットを取り返した点については「危ない場面を切り抜けて4セット目を取れた」と粘りを見せたが「先に振り回されてしまう展開になった。(フェデラーの)ファーストサーブが入るとチャンスがなかった」とファーストサービスが入った時のポイント獲得率が80パーセント、さらに83本ものウィナーを決めてきたフェデラーの強さを語った。
一方、勝利したフェデラーは、準々決勝で世界ランク50位の
M・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは、同日の4回戦で王者のマレーを破る大番狂わせを起こし、四大大会初のベスト8進出を果たしている。


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