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逆転フェデラー「信じ続けた」

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードのR・フェデラー(スイス)が第9シードのM・チリッチ(クロアチア)を6-7 (4-7), 4-6, 6-3, 7-6 (11-9), 6-3の大逆転の末に退け、大会11度目のベスト4進出を決めた。

>>フェデラーvsチリッチ 1ゲーム速報<<

>>ウィンブルドン対戦表<<

2014年の全米オープン準決勝以来の対戦となった両者。その時はチリッチがストレートの快勝でフェデラーを下し、そのままグランドスラム初優勝を飾った。そのリベンジマッチだったフェデラーだが、試合はチリッチ優勢で進んでいった。

第1・第2セットを奪われ、またしてもストレート負けかと思われたが、第3セットを奪い返す反撃を見せたフェデラー。第4セットでは再びチリッチが息を吹き返し、第10ゲームで1度目、第12ゲームで2度目、タイブレークで3度目のマッチポイントを握られたが、その全てをフェデラーが跳ねのけた。

8月に35歳を迎えるフェデラーは、ピンチを切り抜けタイブレークを接戦の末に制すと、勝敗を決めるファイナルセットでは一気に流れを掴み、3時間17分でリベンジを成功させた。

「戦い抜き、努力し続け、信じ続けた。そして最後に勝利をものにした。」と語るフェデラーは、これが10度目となる2セットダウンからの逆転勝利だった。

3度のマッチポイントを巧みなサービスでかわすと、両手を上げ人差し指を突き立て自身を奮い立たせた。

今では世界ランクも1位ではなく、2012年からグランドスラムでの優勝もない。今季は膝の手術や腰の怪我にも泣かされた。そして、2000年以来となる一度もツアー優勝がないままウィンブルドンを迎えていた。全仏オープンの欠場で、1999年から続いたグランドスラム連続出場の記録も途切れ、ウィンブルドンへの準備も疑問視されていた。

「体を試しながらまたコートで戦い、自分の肉体とも戦いながらの勝利は、信じられないもの。感情的になるような勝利だった。」と語るフェデラーは、1972年の全豪オープンをK・ローズウォール(オーストラリア)が37歳で制して以来となる最年長でのグランドスラム優勝を目指す。

この試合、第3セットの3-3からのフェデラーのサービスゲームで、0-40とチリッチが3本のブレークポイントを握る大きなチャンスを迎えるも、そのブレークポイントを活かすことが出来ず「あれはちょっと流れを変えてしまった。」とチリッチは振り返った。

1本目はチリッチのバックハンドがネットにかかり、2本目はフォアハンドがベースラインを割り、3本目はバックハンドのリターンがサイドアウトとなった。そのたびフェデラーは雄叫びを上げていた。

その後の2ポイントを取り、サービスゲームをキープしたフェデラー。コートチェンジの時は詰めかけた観客から「レッツゴー、フェデラー。レッツゴー、フェデラー。」と大歓声が沸き起こっていた。

チリッチは「ロジャー(フェデラー)は、どこへ行っても愛されている選手。ここでは特に。自分は試合中気にならなかったが、彼にはそれが力になったはず。」と想いを語っていた。

第4セット、ゲームカウント4-5からのフェデラーのサービスゲームで、30-40とチリッチに最初のマッチポイントを握られた。しかし167キロのセカンドサービスに対してチリッチのフォアハンドのリターンはアウトになった。

ゲームカウント5-6からのフェデラーのサービスゲームでも30-40とチリッチに2度目のマッチポイントを握られるも、フェデラーは193キロのサービスエースで切り抜けた。

その後のタイブレークでも、7-6と3度目のマッチポイントを握ったチリッチだったが、フェデラーのセカンドサービスに対するリターンがネットにかかり、ピンチをしのいだ。

その5ポイント後にフェデラーが握った5度目のセットポイントでチリッチのフォアハンドがネットへかかると、そのセットをフェデラーが奪い、セットカウント2ー2でファイナルセットへと持ち込んだ。フェデラーはチリッチより7歳年上ながら、3時間を越える試合でもフェデラーの動きに衰えはなく、最後の3ゲームを連取した。

「大きな勝利。最高の勝利と言えるかは分からないが、それでも大きな勝利だった。」とフェデラーは試合を振り返った。

フェデラーは8日に行われる準決勝で、第28シードのS・クエリー(アメリカ)を6-4, 7-5, 5-7, 6-4で下した第6シードのM・ラオニチと決勝進出をかけて対戦する。クエリーは3回戦で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を下す金星を飾っていた。

2014年の準決勝でもフェデラーと対戦して負けているラオニチは「こうしてまた彼(フェデラー)と対戦するチャンスを持てることは嬉しく思う。」とフェデラーとの対戦についてコメントしていた。

(STATS - AP)






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