テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、4年ぶりの優勝を狙う第3シードの
R・フェデラー(スイス)が第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)に6-7 (4-7), 4-6, 6-3, 7-6 (11-9), 6-3の大逆転で勝利して3年連続のベスト4進出を果たすと同時に、四大大会のシングルスでは男女を通じて
M・ナブラチロワ(アメリカ)を抜いて最多307勝目をあげた。
>>フェデラーvsチリッチ1ゲーム速報<<>>ウィンブルドン対戦表<<また、今回の勝利で
J・コナーズ(アメリカ)に並ぶウィンブルドン最多11度目のベスト4進出となった。
34歳にして新たな歴史を刻むウィンブルドン最多8度目の優勝を狙うフェデラーは、準決勝で第6シードのM・ラオニチと対戦する。ラオニチは準々決勝で第28シードの
S・クエリー(アメリカ)を破っての勝ち上がり。
ウィンブルドンでは元男子世界ランク1位の
P・サンプラス(アメリカ)と、1880年代に活躍したW・レンショーも7度優勝している。これまで誰も8度の優勝はしておらず、男子テニスの歴史上グランドスラムでそれ以上の優勝を飾っているのは、全仏オープンを9度制した
R・ナダル(スペイン)のみ。
今年、フェデラーは怪我に悩まされ、全仏オープンを欠場。前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝、ATP500)では4連覇を狙うも準決勝で
A・ズベレフ(ドイツ)に敗れた。
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