男子テニスツアーのABNアムロ 世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、ハード)は11日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク70位の18歳
A・ズベレフ(ドイツ)がシードダウンを演出。第3シードで元世界ランク6位の
G・シモン(フランス)に7-5, 3-6, 7-6 (7-4)のフルセットで勝利し、ベスト8進出を果たした。
両者初の顔合わせとなったこの試合、ズベレフは第1セットでシモンに1度もブレークを与えず、自身は2度のブレークチャンスから1度のブレークに成功してこのセットを先取。しかし、第2セットでは調子を上げてきたシモンに押されてセットカウント1-1となる。
勝敗が決まる第3セットでは、どちらも譲らない接戦の中タイブレークに突入し、先にリードしたズベレフが7-4で取り、勝利を手にした。
準々決勝では、第5シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する。
現在18歳のズベレフは、ジュニア時代から22歳の
D・ティエム(オーストリア)、20歳の
N・キリオス(オーストラリア)、20歳の
西岡良仁、19歳の
B・チョリッチ(クロアチア)、18歳の
A・ルブレフ(ロシア)らと共に力をつけてきた。
昨年のATPアワードでシングルスランキング100位以内で最も若い選手に贈られる年間最優秀新人賞(The ATP Star of Tomorrow Award)を受賞するなど、今注目の若手選手である。
昨年12月のIPTL「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」では、元世界ランク1位の
C・モヤ(スペイン)が今後の注目選手の1人にあげていた。
今シーズンは、初出場を果たした全豪オープンで
A・マレー(英国)にストレートで敗れて1回戦敗退となるも、翌週行われた南フランス・オープンではベスト4進出。8日に発表された世界ランキングでは自己最高位となる70位を記録した。
一方、敗れた世界ランク15位のシモンは、全豪オープン4回戦で王者
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、3-6, 7-6 (7-1), 4-6, 6-4, 3-6のフルセットで敗れるも大接戦を繰り広げてジョコビッチを苦しめた。
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