テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は、1日と2日に行われる男子シングルス2回戦に2人の10代の選手が登場し注目を集めている。それはいずれも18歳の
A・ズベレフ(ドイツ)とB・コリッチ。
【会場でしか買えない 全英タオル】注目を集める大きな理由は、2006年以降ウィンブルドンで3回戦進出を果たした10代の選手はわずか5人しかおらず、その内3人がその後グランドスラムでチャンピオンになっているからだ。その選手は
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(英国)、そして
M・チリッチ(クロアチア)だ。
ジョコビッチとマレーは、いずれも19歳だった2006年のウィンブルドンで4回戦進出を果たしていた。その後ジョコビッチは8度のグランドスラム優勝を飾り、マレーは2度のグランドスラム優勝を果たしている。チリッチは2008年、19歳で4回戦へ駒を進め、昨年の全米オープンを制している。
2006年以降、3回戦以上勝ち上がった残る10代の選手は、2011年の
B・トミック(オーストラリア)と昨年の
N・キリオス(オーストラリア)で、いずれもベスト8まで勝ち上がっていた。トミックは18歳、キリオスは19歳だった。
大会初日の29日に行われた1回戦でズベレフは
T・ガバシュビリ(ロシア)との接戦を6-3, 1-6, 6-3, 3-6, 9-7で制して2回戦へ駒を進めていた。現在世界ランク74位のズベレフは2回戦で同ランク105位の
D・クドラ(アメリカ)と対戦し3回戦進出を狙う。
今年のウィンブルドンには5人の10代の選手が出場していたが、ズベレフとコリッチの2人が初戦突破を果たした。コリッチは30日に行われた1回戦で、
S・スタコフスキ(ウクライナ)を4-6, 7-6 (7-5), 6-2, 1-6, 9-7と、ズベレフ同様接戦の末に下していた。
2回戦でコリッチは、第25シードの
A・セッピ(イタリア)と顔を合わせる。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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