男子テニスツアーのABNアムロ 世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、ハード)は10日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク70位の
A・ズベレフ(ドイツ)が同41位の
V・ポスピシル(カナダ)を7-5, 6-2のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
この試合、ファーストサービスが入った時に77パーセントの確率でポイントを獲得したズブレフはポスピシルに1度もブレークを許さず、1時間21分で初戦を突破した。
準々決勝では第3シードで世界ランク15位の
G・シモン(フランス)と顔を合わせる。両者の対戦は今回が初めて。
昨年のATPアワードでズベレフはシングルスランキング100位以内で最も若い選手に贈られる年間最優秀新人賞(The ATP Star of Tomorrow Award)で表彰されるなど、注目されている若手の有望株。
昨年12月のIPTL「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」で元世界ランク1位の
C・モヤ(スペイン)は、今後の注目選手の1人にズベレフをあげていた。
今シーズンは、初出場を果たした全豪オープンで
A・マレー(英国)にストレートで敗れ初戦敗退も、翌週行われた南フランスオープンでベスト4進出。8日発表の世界ランキングでは自己最高の70位を記録した。
この日、その他の試合では第2シードの
M・チリッチ(クロアチア)が
G・ミュラー(ルクセンブルグ)をストレートで下し、準々決勝進出を決めた。
また、今大会には
R・フェデラー(スイス)が出場予定だったが、全豪オープン後に受けた膝の手術の影響により欠場を表明している。
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