グランドスラム最多17度の優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)が膝の手術を受けたために、今月出場を予定していたオランダのロッテルダム大会と、アラブ首長国連邦のドバイ大会の2大会を欠場することを明らかにした。
「ロジャー・フェデラーは今日、母国スイスで膝の関節鏡視下手術を無事終えた。その手術は損傷した膝関節半月板を修復するものだった。」と、自身の公式ホームページに出された声明で語られた。
34歳のフェデラーにとって、このような手術での欠場はあまり見られないこと。これまでのフェデラーは、2008年と2013年に腰の怪我を経験したが手術にまでは至っていなかった。
その声明では、どちらの足の膝かは明らかにされていないが、その怪我は29日に起きてしまったとのこと。それは全豪オープンの準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗退した翌日だった。
「主治医はその手術が上手くいったと保証してくれた。そして正しいリハビリも行ってくれる。すぐにまたツアーへ戻れるはずだ。」と、フェデラー自身の言葉も声明に添えられていた。
今月欠場する大会の次には、3月7日から始まるマスターズ1000のインディアンウェルズに出場する予定となっている。
「ロッテルダムとドバイのファンの方々には申し訳なく思っている。その大会には本当に出場したかった。」と、フェデラーは自身の公式フェイスブックで綴っていた。
ロッテルダムの大会主催者で、元ウィンブルドン覇者である
R・クライチェック(オランダ)は「昨日の午後にこのニュースを聞いたときは、我々にとって大きなショックだった。なぜなら多くのファンが彼(フェデラー)の出場を心待ちにしていたから。我々はロジャーがまた来年帰ってきてくれることを願っている。」と、2日にニュースを聞いた時の気持ちを語っていた。
(STATS - AP)
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