テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は28日、女子シングルス準決勝が行われ、第7シードの
A・ケルバー(ドイツ)が世界ランク47位の
J・コンタ(英国)を7-5, 6-2のストレートで下し、四大大会初の決勝進出を果たした。
>>全豪オープン対戦表<<この試合、ケルバーはゲームカウント3-0から5ゲーム連取されるも、その後4ゲーム連取に成功して第1セットを先取する。
第2セットでは第1ゲームでブレークに成功し、その後ブレークバックを許さず、ドイツ人女子として
L・フーバー(アメリカ)以来20年ぶりの決勝進出を決めた。
今大会ケルバーは世界ランク64位の
土居美咲(日本)との1回戦でマッチポイントを握られるも、逆転勝利に成功。その後は2回戦からストレート勝ちで全豪オープン初のベスト4進出を果たした。
決勝では、2連覇と7度目の優勝を狙う第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。準決勝でセリーナは第4シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)を下しての勝ち上がり。過去の対戦成績は1勝5敗と大きく負け越しているが、2012年のシンシナティ・オープンの準々決勝で1度だけ勝利している。
一方、敗れたコンタは決勝進出こそ叶わなかったが、全豪オープン初の本戦出場でベスト4進出。イギリス人の女性選手が準決勝に進出するのは32年ぶりのことだった。
また、今大会では男子シングルスで
A・マレー(英国)がベスト4進出を果たしており、イギリス勢の男女が揃ってベスト4に進出するのは1977年以来39年ぶりの快挙となった。
同日行われた男子ダブルス準決勝では
J・マレー(英国)/
B・ソアレス(ブラジル)組が
A・マンナリノ(フランス)/
L・プイユ(フランス)を下し決勝進出を果たすなど、今大会はイギリス勢が活躍している。
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
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