男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は7日、シングルス準決勝が行われ、大会3連覇を狙う第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)に6-3, 3-6, 6-0のフルセットで勝利し、決勝進出を果たした。
>>パリ・マスターズ対戦表<<この試合、第1セットを先取したジョコビッチであったが、第2セットで1度のブレークに成功するもワウリンカに2度のブレークを許してこのセットを落とし1セットオールに。しかし、その後の第3セットではワウリンカに1度もブレークチャンスを与えない試合を展開し、1時間51分で勝利した。
両者は23度目の対戦で、今回ジョコビッチが勝利したことで通算対戦成績を19勝4敗とし、マスターズのみではジョコビッチが10戦全勝となった。
決勝では、第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する。マレーは、同日の準決勝で第8シードの
D・フェレール(スペイン)を下しての勝ち上がり。
世界ランク1位のジョコビッチは、今年8月のシンシナティ決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れて以来、全米オープン、チャイナ・オープン、上海マスターズで優勝を飾っており、今回の勝利で連勝記録を21へとさらに伸ばした。
また、この大会でタイトルを獲得すると、同シーズン6度のマスターズ大会での優勝を初めて飾る快挙となるジョコビッチ。快挙達成まであと1勝となった。
一方、敗れたワウリンカは、今大会の準々決勝で第7シードの
R・ナダル(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がりだった。


■関連ニュース■
・接戦ジョコ 快挙まであと2勝・ジョコvsスタン 23度目の行方・ジョコの返球 主審キャッチ