男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は3日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)が世界ランク18位の
B・トミック(オーストラリア)を6-3, 7-6 (8-6)のストレートで下し、順当に3回戦進出を決めた。
>>パリ・マスターズ対戦表<<両者は今回が2度目の対戦で、ワウリンカはトミックとの対戦成績を1勝1敗とした。
今大会シード選手が1回戦を免除されているため、この日の2回戦が初戦だったワウリンカは、今年の全仏オープンで自身2度目のグランドスラム優勝を果たしていた。同じパリで開催の今大会では、1999年の
A・アガシ(アメリカ)以来となる同一シーズンで全仏オープンとBNPパリバ・マスターズでの優勝を狙っている。
ワウリンカは試合を通して、トミックに握られた5本のブレークポイント全てをしのぎ、13本のサービスエースを叩きつけて勝利を手中におさめた。
第2セットのタイブレークでは2-5の劣勢からの逆転勝利を飾ったワウリンカは「確実に苦しい状況に立たされていた。そこで1ポイントだけ積極的なプレーでポイントを獲得したんだ。すると、次は彼(トミック)が簡単なフォアハンドのミスを犯してくれて、自分へ流れが傾いてくれたんだ。」と勝因を分析した。
3回戦では第15シードの
F・ロペス(スペイン)と
V・トロイキ(セルビア)の勝者と対戦する。
世界ランク4位のワウリンカは、10月に行われた楽天ジャパン・オープン優勝後、上海マスターズ準々決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れて4強を逃し、先日のスイス・インドアでは1回戦で
I・カルロビッチ(クロアチア)に敗れて初戦敗退を喫していた。
過去同大会では2013年にベスト8進出しており、この成績が同大会での最高成績となっている。
一方、敗れたトミックは1回戦で
F・フォニュイーニ(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がりとなったが、3回戦進出とはならなかった。
(STATS - AP)
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