男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は20日、シングルス3回戦が行われ、第8シードの
R・ナダル(スペイン)が同胞で世界ランク23位の
F・ロペス(スペイン)に7-5, 4-6, 6-7 (3-7)の逆転で敗戦を喫し、ベスト8進出とはならなかった。
両者は今回が13度目の対戦となり、ナダルとロペスの対戦成績はナダルから9勝4敗となった。
この試合、第1セットを先取したナダルだが、ロペスのサーブ&ボレーをなかなか崩すことが出来ず、1ブレーク許して第2セットを落としてしまう。
最終セット、両者ブレークチャンスを与えない安定したサービスゲームを展開し、タイブレークに入る。タイブレークでナダルは先にミニブレークを許し、最後はロペスにサービスエースを決められて2時間24分で逆転負け喫した。
過去のW&Sオープン男子でナダルは、最後に出場した2013年に大会初のタイトルを獲得しており、昨年は怪我のため欠場している。今回は初戦となった2回戦で
J・シャーディ(フランス)をストレートで下し、3回戦進出を決めていたが8強入りを逃した。
ナダルが今回勝利し、第2シードの
R・フェデラー(スイス)も8強入りを決めた場合、両者は準々決勝で対戦する可能性があったが、ナダルとフェデラーのBIG4対決は実現とはならなかった。
また、先日行われたロジャーズ・カップ準々決勝は錦織にストレートで敗れベスト4進出を逃したと同時に、対錦織戦で初の黒星を喫した。
一方、勝利したロペスは今大会の1回戦で第9シードの
M・ラオニチ(カナダ)、2回戦で
A・セッピ(イタリア)をそれぞれストレートで下しての勝ち上がりとなった。
今回はナダルを撃破し、大会13度目の出場にして初のベスト8進出を決めた。
準々決勝では第2シードのフェデラーと第15シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)の勝者と対戦する。
>>W&Sオープン男子 対戦表<<
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