男子テニスツアーのW&Sマスターズ男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)に第8シードでエントリーしている世界ランク8位の
R・ナダル(スペイン)は、今季ここまで思うような成績が出せずにいたが、31日からの全米オープンへ向けて調子を取り戻し、納得いく形でシーズンを終えたいと願っていると現地でのインタビューで答えていた。
先週カナダのモントリオールで行われたロジャーズ・カップ準々決勝で、世界ランク4位の
錦織圭(日本)にストレートで敗退したナダルは「今週は自分にとって大切な1週間になるだろう。」と、その意気込みを語っていた。
加えて「モントリオールでも自分のテニスは悪くはなかった。でも毎週状態は変わってくるし、また別の話さ。自分のテニスをより活性化させるために、これまでにないくらい激しい練習をしているんだ。」と、努力を続けていることを明かしていた。
それはこの数年間苦しめられて来た怪我を防ぐという意味も含まれていると思われる。去年は、2013年に優勝した今大会と全米オープンでの大会連覇を狙っていたが、怪我で欠場を余儀なくされていた。
「シーズンの終盤はとても大事なもの。シーズンをスタートした時より良い感触でシーズンを終わりにしたいと願っているんだ。」とナダルは、これから先のシーズンへの目標を掲げていた。
今大会の上位8シード選手は1回戦が免除されているため、ナダルは2回戦から登場する。その2回戦では、
J・シャーディ(フランス)と主催者推薦の
R・ラム(アメリカ)の勝者と対戦する。
(STATS - AP)
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