男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード)は14日、シングルス準々決勝が行われ、BIG4の一角である
R・ナダル(スペイン)は第4シードの
錦織圭(日本)に2-6, 4-6のストレートで敗れてベスト4進出を逃したと同時に、錦織に初の敗戦を喫した。
この試合、ナダルは凡ミスの数が錦織の23本に対して17本だったが、ストロークのボールが短く錦織に叩かれて苦しんだ。そして終始指導権を握られ、1時間22分でストレートで4強入りとはならなかった。
敗れたナダルは、観客の拍手に対して手を振って応え、サインを求められると嫌な顔一つせずサインに応じた。
今年のウィンブルドン2回戦で、
D・ブラウン(ドイツ)に敗れて早期敗退を喫したナダルだったが、その時もナダルは試合後サインに応じ、その姿はスポーツマンとして申し分のないものだった。
元世界ランク1位のナダルは今シーズン、これまでのような結果を残せていない。既に3勝をあげているがマスターズ大会で無冠、過去9度の優勝を誇る全仏オープンで準々決勝敗退とビッグタイトルには至っていない。
過去のロジャーズ・カップでは2005・2008・2013年に優勝しているナダル。今大会は初戦となった2回戦で
S・スタコフスキ(ウクライナ)、3回戦で予選勝ち上がりの
M・ユーズニー(ロシア)を下してベスト8進出を決めた。
しかし、今季初のマスターズ大会優勝と大会4度目のタイトル獲得を狙っていたが、準々決勝で錦織に初の敗戦を喫し4強入りとはならなかった。
ナダルは今大会後、来週から行われるW&Sマスターズ男子、そして今季最後のグランドスラムを飾る全米オープンに出場する予定。
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