テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は8日、男子シングルス準々決勝が行われ、第21シードの
R・ガスケ(フランス)が今年の全仏王者で第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)を6-4, 4-6, 3-6, 6-4, 11-9のフルセットで制し、2007年以来8年ぶりのベスト4進出を決めた。
『選手使用のオフィシャルタオル』マッチポイントでワウリンカのバックハンドがアウトになると、ベースラインに倒れ込んだガスケ。もしワウリンカが勝利していたら、20年ぶりとなる第1シードから第4シードの選手が揃ってベスト4進出となっていた。
第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)も順当に準決勝入りを果たしている中、準決勝の顔ぶれでガスケだけがグランドスラム優勝の経験がない。
ガスケは「自分が1番下だね。フェデラー、ジョコビッチ、マレーと自分を比べると。」と冗談に笑みを見せながら語っていた。
自身3度目のグランドスラムでの4強入りとなるガスケ。準決勝で対戦するジョコビッチは8度のグランドスラム優勝を誇り、グランドスラムでは27度目となる準決勝進出となる。
ガスケとジョコビッチは過去に12度対戦しており、対戦成績はガスケから1勝12敗となっている。
今季は全仏オープン4回戦で対戦し、ガスケはジョコビッチに完敗していた。最後にガスケがジョコビッチに勝利したのは、2007年まで遡る。
>>ウィンブルドン対戦表<<
■関連ニュース■
・スタン撃破 ガスケ執念の勝利・ジョコ称賛 ガスケ戦を観戦・ガスケ 片手バックハンド伝授
■最新ニュース■
・フェデラーとマレー 特別な想い・ポスピシル 秘密の青ノート・ジョコらBIG4の3人が4強へ