テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は8日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第3シードの
A・マレー(英国)が勝利を飾り、決勝進出をかけて準決勝で対戦する。
【会場でしか買えない 全英タオル】この日の朝、両者は試合へ向けて練習をする時に、偶然にもロッカールームで鉢合わせとなった。
「特に会話はしなかった。ただ、挨拶を交わしただけで、特別な話などはしなかった。普段は親しくしているけど、(準決勝が行われる)金曜日は明らかに別物さ。」とマレーは心境を語っていた。
第2シードのフェデラーは、今大会では史上最多優勝記録の更新となる8度目の優勝へ前進した。一方、第3シードのマレーは2013年以来2度目の優勝を狙う。最初の優勝は、実に77年ぶりとなる地元イギリス人チャンピオンとなっていた。
フェデラーとマレーは2012年の決勝戦で対戦しており、その時はフェデラーがマレーを下して優勝。この優勝がフェデラーのグランドスラムでの最後の優勝となっている。そしてその直後に行われたロンドン五輪では、同じ会場で再びフェデラーとマレーが金メダルをかけて争い、その時はマレーがフェデラーを退けて祖国イギリスへ金メダルをもたらしていた。
フェデラーは「あの夏を思い出すのは2人とも好きなんだ。自分はオリンピックではなく、彼(マレー)はウィンブルドンではないと思うけどね。」と、特別な想いがあることを明かしていた。
この日フェデラーは、第12シードの
G・シモン(フランス)を6-3, 7-5, 6-2で下していた。マレーはノーシードから勝ち上がった
V・ポスピシル(カナダ)を6-4, 7-5, 6-4で退け、観戦に訪れていたウィリアム王子とキャサリン妃も称賛するプレーを披露していた。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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