テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、既に3回戦進出を決めている第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に加え、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)が順当に勝ち上がる中、BIG4の一角である第10シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク102位の格下
D・ブラウン(ドイツ)に敗れて姿を消し、BIG4で明暗の分かれる結果となった。
【会場でしか買えない 全英タオル】ボトムハーフの下半分に位置する第2シードのR・フェデラーは、
S・クエリー(アメリカ)をストレートで下し、トップの力を見せ付けた。
第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)は、主催者推薦枠の芝を得意とする
N・マウー(フランス)を6-1, 6-4, 6-4のストレートで退け、
P・アンドゥハル(スペイン)との3回戦に駒を進めた。
しかし、第15シードの
F・ロペス(スペイン)は、試合を通して32本のサービスエースを決めるも、最後はロペスのバックハンドミスで予選勝ち上がりのバシラシヴィリにフルセットで敗れ、2回戦で姿を消すこととなった。
第12シードの
G・シモン(フランス)と第18シードの
G・モンフィス(フランス)も順当に勝ち上がっており、両者は3回戦で顔を合わせることとなった。
しかし、ボトムハーフの上半分に位置する第10シードのナダルは、世界ランク102位のブラウンにまさかの敗戦を喫し、早い段階でコートを去ることとなった。
グランドスラムで14勝を誇る元王者ナダルだが、最近ではBIG4の中で他の3人に差を広げられており「ナダル伝説」終焉とまで囁かれ始め、苦しい状況となっている。
「またあのレベルに戻れるか、自分でもわからない。」とナダルも、現状を受け入れざるを得なかった。
また、敗れたナダルは、会場近くに借りていた家を明日には明け渡すこと話していた。
ナダルと同じボトムハーフの上半分に位置する第3シードのマレーは、
R・ハーセ(オランダ)をストレートで下し、順当に勝ち上がっている。マレーが3回戦勝利した場合、4回戦では第13シードの
JW・ツォンガ(フランス)と第23シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)の勝者と対戦。厳しい組合せとなっている。
今大会で上位シード勢が勝ち進んだ場合、準々決勝ではナダルとマレーのBIG4同士の戦いとなる組合せとなっており、対戦表が発表された時から2人の激突に期待が寄せられるも、それは実現しなかった。
>>ウィンブルドン対戦表<<
■関連ニュース■
・BIG4崩壊の危機、窮地ナダル・落胆ナダル 自信喪失か・金星ブラウン「失う物はない」
■最新ニュース■
・エース53本 激闘カルロビッチ・フェデラーが股抜きショット・錦織「悲しい」乗り越えUSへ