テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、第23シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)が
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)との5-7, 6-3, 6-4, 6-7 (4-7), 13-11に及ぶ激闘を制して、2009年以来6年ぶりの3回戦進出を果たした。
【会場でしか買えない 全英タオル】ビッグサーバーで知られるカルロビッチはこの試合、53本ものサービスエースを叩き込み、試合の流れを自身に引きこもうとした。しかし、それに対してドルゴポロフも一歩も引かず、接戦を繰り広げた両者の勝敗はファイナルセットまでもつれ込む。
3時間を超える激闘、どちらに勝利が転がり込んでもおかしくない中で、サービスを武器とするカルロビッチの方が一枚上手だった。自身のサービスゲームを確実にキープしたカルロビッチはドルゴポロフに1度もブレークチャンスを与えず、自身は3度のブレークチャンスから1度のブレークに成功し、カルロビッチが勝利を手にした。
3回戦では、第13シードの
JW・ツォンガ(フランス)と顔を合わせる。
世界ランク25位のカルロビッチは、2009年のウィンブルドン準々決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れるもベスト8入り。過去のグランドスラムではこれが自己最高成績となった。
昨年の同大会は、1回戦で
F・ダンチェビッチ(カナダ)にストレートで敗れて初戦敗退。近年のウィンブルドンでは思うように勝ち進めておらず、今回は6年ぶりの3回戦進出となった。
また、今大会前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン準々決勝で、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦したカルロビッチは、サービスエースを45本決めて3セットマッチの男子シングルス最多サービスエース数の新記録を叩き出した。
【ウィンブルドン 男子シングルス対戦表】
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