テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は30日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク57位の
奈良くるみ(日本)が同97位の
M・リネッタ(ポーランド)と対戦し、3-6, 6-3, 4-3の時点でリネッタの途中棄権を申し入れたため、奈良は2年連続の初戦突破を果たした。2回戦では、昨年覇者で第2シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)と対戦することが決まった。試合後、奈良はリネッタ戦について、さらに昨年初のツアータイトルを獲得した後の変化について語った。
【会場でしか買えない 全英タオル】気温が高い中行われたこの試合、第1セットでリードしていたのは奈良だったが、その後リネッタにペースを奪われてこのセットを落とす。
第2セットでは、両者ブレーク合戦の続く中、奈良が第9ゲームでこのセット3度目のブレークに成功してこのセットを奪い返し、1セットオールとした。
勝敗を決める第3セットでは、第7ゲーム終了時にリネッタがメディカルタイムアウトを要求。結果、第8ゲームに途中棄権を申し入れることとなり、奈良が2回戦進出を決めた。
暑い中での試合だった奈良は「ウィンブルドンでこれだけ暑いのは珍しいので、そこはちょっと暑いなと思いましたけど、暑さには強いので大丈夫でした。」とコメント。
リネッタとの1回戦については「彼女(リネッタ)もストロークがすごくしっかりしている選手なので、お互いミスが少なくラリーが多かったと思うんのですが、その中で今日はセカンドセットからコートの中に入っていくことを意識出来たので、それが良かったです。」と振り返った。
昨年2月のリオ・オープンでツアー初優勝を飾った奈良。
優勝前と優勝後で変わったことについては「やはり、優勝は考えられないくらい自分の中で大きなことだったので、もっと上にいけるんじゃないかという気持ちにさせてくれました。」と話した。
1回戦を突破した奈良は、2回戦では昨年覇者で第2シードのクヴィトバと激突する。
(コメントはWOWOWから抜粋)
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