男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)は16日、シングルス1回戦が行われ、芝大会で初優勝を狙う第2シードで世界ランク5位の
錦織圭(日本)が初戦突破を果たした。21歳の若手
D・ティエム(オーストリア)に7-6 (7-4), 7-5のストレート勝ち。2回戦では、番狂わせを起こすことで知られている
D・ブラウン(ドイツ)と対戦する。
1回戦、錦織はティエムに11本のサービスエースを決められて苦戦。さらにバックハンドのダウンザライン(ストレート方向へのショット)に加え、強力なフォアハンドのウィナーなども決められた。
しかし、世界トップ5の錦織は勝負所でポイントをとった。第2セットの第12ゲーム、マッチポイント時にはスライスでネットにつめて、最後ドロップボレーを決めた。1時間49分で初戦突破。
2回戦では、世界ランク114位のブラウンと対戦する。変幻自在なテニスをするブラウンは危険な選手。昨年のゲリー・ウェバー・オープンでは
R・ナダル(スペイン)をストレートで破る番狂わせを起こした。
今大会1回戦では
A・ハイデル=マウアー(オーストリア)をストレートで下し、錦織との2回戦へ駒を進めている。
また、今年の全仏オープンでブラウンは予選1回戦で
ダニエル太郎(日本)に敗れた。
錦織とブラウンは、今回が初の対戦となる。
また、今大会のダブルスに
S・ジョンソン(アメリカ)と初めてペアを組んで出場していた錦織は、15日に行われたダブルス1回戦で
R・リンドステッド(スウェーデン)/
J・メルツァー(オーストリア)組にストレートで敗れ、8強入りとはならなかった。
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