テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は6日、世界ランク1位で第1シード
N・ジョコビッチ(セルビア)が第3シード
A・マレー(英国)との2日間マッチを6-3, 6-3, 5-7, 5-7, 6-1で制し、大会3度目の決勝進出、さらに全仏初優勝に王手をかけた。この試合は5日に行われたが、雷雨のため6日へ順延していた。
試合再開後、今季クレーシーズンで無敗の両者はラブゲームでサービスキープを続ける。しかし、第11ゲームでジョコビッチはマレーにブレークを許したことで、第4セットを落とす。
勝負のファイナルセット、ギアを上げたジョコビッチが第2ゲームでブレークに成功して勢いに乗ると、2日間の死闘に終止符を打った。
両者は今回が27度目の対戦となり、ジョコビッチはマレーとの対戦成績を19勝8敗とした。またマレーに勝利したことで、連勝記録を28に伸ばした。
悲願の生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成まであと1勝としたジョコビッチは、決勝で地元勢の第14シード
JW・ツォンガ(フランス)を下した第8シード
S・ワウリンカ(スイス)と決勝で激突する。
今大会の準々決勝でジョコビッチは、全仏オープン9度の優勝を誇る第6シードの
R・ナダル(スペイン)に完勝する強さを見せている。
過去のグランドスラムでは、全豪オープンで5度、ウィンブルドンで2度、全米オープンで1度の優勝。
一方、敗れたマレーは今季、全豪オープンで準優勝を果たしており、クレーシーズンに入ってからはBMWオープンで自身初となるクレーコートでのタイトルを獲得。クレーで無敗と好調を維持していたが、ジョコビッチに敗れて連勝記録は15でストップした。
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