テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、悲願の全仏初優勝を狙う第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第6シード
R・ナダル(スペイン)の大会6連覇を阻止した。7-5, 6-3, 6-1のストレート勝ちで5年連続のベスト4進出を決め、全仏タイトル獲得まで、あと2勝とした。
全仏オープンで前人未到9度のタイトル獲得をしていたナダルを、この日ジョコビッチは圧倒。
ジョコビッチは試合後、オンコート・インタビューにフランス語で答えた。
「こうしてフランス語を話すのは5回目さ。言葉が見つからないよ。もう十分だろう。ありがとう。」と、ジョコビッチは上機嫌だった。
両者は今回が通算44度目の対戦で、ジョコビッチはナダルとの対戦成績を21勝23敗とした。また、ジョコビッチは全仏オープンでナダルから初の勝利をあげた。
決勝進出をかけてジョコビッチは、第7シードの
D・フェレール(スペイン)を7-6 (7-4), 6-2, 5-7, 6-1で退けた第3シードの
A・マレー(英国)と対戦する。
ジョコビッチが全仏オープンで優勝すると、生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成となる。
【ノヴァーク・ジョコビッチ vs ラファエル・ナダル 全仏オープン対戦成績】
<2015年>
・準々決勝 N・ジョコビッチ 7-5, 6-3, 6-1 R・ナダル
<2014年>
・決勝 R・ナダル 3-6, 7-5, 6-2, 6-4 N・ジョコビッチ
<2013年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 3-6, 6-1, 6-7 (3-7), 9-7 N・ジョコビッチ
<2012年>
・決勝 R・ナダル 6-4, 6-3, 2-6, 7-5 N・ジョコビッチ
<2008年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 6-2, 7-6 (7-3) N・ジョコビッチ
<2007年>
・準決勝 R・ナダル 7-5, 6-4, 6-2 N・ジョコビッチ
<2006年>
・準々決勝 R・ナダル 6-4, 6-4, 途中棄権 N・ジョコビッチ
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