テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は2日、男子シングルス準々決勝が行われ、6年ぶりの全仏制覇を狙っていた第2シード
R・フェデラー(スイス)は第8シード
S・ワウリンカ(スイス)とのスイス勢対決に4-6, 3-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、ベスト4を前に姿を消すこととなった。
両者は今回が19度目の対戦で、フェデラーはワウリンカとの対戦成績を16勝3敗とした。グランドスラムでは5度目の対戦となり、いずれもフェデラーが勝利していたが、今回初めて四大大会でワウリンカに敗れた。
強い風が吹く中で行われた準々決勝、フェデラーはファーストサービスが入った時のポイント獲得率が68パーセントとしたことが影響し、ワウリンカに3度のブレークを許す。
ワウリンカのサービスゲームでは4度のブレークチャンスを迎えるも、活かすことが出来なかった。さらに43本のウィナーをワウリンカに決められてストレートで敗れ、準々決勝敗退。
同日のセンターコートであるフィリップ・シャトリエで行われた第5シード
錦織圭(日本)と第14シード
JW・ツォンガ(フランス)の準々決勝も行われ、ツォンガがフルセットで勝利している。この結果、ボトムハーフの準決勝はワウリンカとツォンガが決勝進出をかけて対戦することとなった。
また、フェデラーと錦織のグランドスラムでの対決は、実現しなかった。両者は昨年の全米オープン決勝で対戦する可能性があったが、その時はフェデラーが
M・チリッチ(クロアチア)に準決勝で敗れていた。ツアー大会ではフェデラーと錦織は通算5度対戦しており、フェデラーから見て3勝2敗。
33歳のフェデラーは、これまでキャリア通算85勝、グランドスラムでは歴代最多17度の優勝。全仏オープンでは
R・ナダル(スペイン)が唯一敗れた2009年にタイトルを獲得している。
今年1月のブリスベン国際男子決勝で
M・ラオニチ(カナダ)を下した時点でキャリア通算1,000勝を達成。これは男子テニス界の歴史の中でも
J・コナーズ(アメリカ)の1,253勝、
I・レンドル(アメリカ)の1,071勝に次ぐ3人目の記念すべき1,000勝目となった。
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