テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)男子シングルス4回戦で世界ランク74位の
T・ガバシュビリ(ロシア)と対戦する第5シードの
錦織圭(日本)。四大大会初優勝を狙う錦織は今大会での好調さをアピールした。
今大会1・2回戦でストレート勝ちをおさめた錦織は「リターンでは場所を変えている。中に入ったり、下がって重いボールを打ったり。色々バリエーションを混ぜて、相手の一定のリズムにならないように気を付けてやっている。」と、コメント。
特に相手に攻め込まれた時に打つフォアハンドのスライスが好調と錦織は話した。
「自分でもビックリするくらいフォアのスライスのディフェンスが良い。」
このフォアハンドのスライスが光ったのは、
P・H・マチュー(フランス)との1回戦だった。
第1セットの第3ゲーム、ブレークチャンスを握った錦織は、マチューに追い込まれ何とかフォアハンドのスライスで返球。その後チャンスを掴んだ錦織は、最後バックハンドのパッシングショットを決めてブレークに成功した。このブレークは、絶妙なタッチのフォアハンドのスライスがあったからである。
錦織は3回戦で
B・ベッカー(ドイツ)と対戦する予定だったが、ベッカーの右肩負傷により、労せず4回戦へ駒を進めた。
グランドスラム3大会連続、そして大会初のベスト8進出をかけた錦織の4回戦は、大会8日目の31日を予定している。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>全仏オープン男子ドロー表<<
■関連ニュース■
・錦織が警戒「とても攻撃的」・錦織が引き寄せた3つの運・錦織 あり得るフェデラー戦
■最新ニュース■
・錦織の4回戦相手決まる・最後は雄叫び ソック爆発・苛立つも、マレー12連勝へ