24日から開幕するテニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)のドローが22日に発表され、四大大会初の優勝を狙う世界ランク5位の
錦織圭(日本)は第5シードとして出場し、1回戦で元世界ランク12位の
P・H・マチュー(フランス)と対戦することが決まった。
両者は過去に2度目対戦しており、対戦成績は1勝1敗。
最初に対戦したのは2009年のブリスベン国際で、その時はマチューがストレートで勝利しており、最後に対戦した2012年のモンテカルロ・マスターズは、錦織が勝利している。
錦織と対戦する33歳のマチューは、現在世界ランク123位だが、2008年4月に自己最高位となる12位を記録している。
過去の全仏オープンで錦織は、2013年の4回戦進出が最高成績となっており、その時はクレーキングの
R・ナダル(スペイン)に敗れた。
昨年はムチュア・マドリッド・オープン男子で負った怪我により、万全な状態ではない中で出場し、1回戦で
M・クリザン(スロバキア)に敗れて初戦敗退を喫している。
今季のクレーシーズンは、バルセロナ・オープン・バンコ・サバデルで2連覇、昨年準優勝のムチュア・マドリッド・オープン男子では好調
A・マレー(英国)に敗れるもベスト4進出。そして先日のBNLイタリア国際男子では王者ジョコビッチに善戦を繰り広げ、今年は昨年より良い状態で迎えている。
過去のグランドスラムでは、昨年の全米オープン決勝で
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも、
S・ワウリンカ(スイス)、
N・ジョコビッチ(セルビア)らを下す快進撃でグランドスラム初の決勝進出を果たしており、この時の成績が四大大会での最高成績となっている。
今年の全豪オープンは、
D・フェレール(スペイン)を下して3年ぶり2度目のベスト8進出を果たすが、準々決勝でワウリンカに敗れて4強入りとはならなかった。
今大会の上位シード勢は、第1シードにジョコビッチ、第2シードに
R・フェデラー(スイス)、第3シードにマレー、第4シードに
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第5シードに錦織、第6シードにナダル、第7シードにフェレール、第8シードにワウリンカとなっている。
世界ランク6位の
M・ラオニチ(カナダ)は、先日右足の手術を行ったが、その怪我がまだ回復していないという理由で今大会の欠場を余儀なくされた。
■関連ニュース■
・錦織 全仏前に得たもの・錦織「懸命に戦った」 全仏へ・ジョコビッチ 錦織戦で雄叫び
■最新ニュース■
・ナダル伝説に終止符の憶測・ラオニチ全仏欠場「悲しい」・加速し続けるマレー 初V狙う