女子テニスツアーのファミリー・サークル・カップ(アメリカ/チャールストン、クレー、賞金総額731,000ドル、優勝賞金124,000ドル)は4日、シングルス予選1回戦が行われ、予選第5シードの
クルム伊達公子(日本)が世界ランク183位のJ・ボズラップ(アメリカ)を6-1, 6-1のストレートで下し、予選決勝に進んだ。
クルム伊達はこの試合3度のダブルフォルトを犯し、第2セットに4度のブレークチャンスから1度のブレークを許すが試合通じて8度のチャンスから6度のブレークに成功し1時間で勝利した。
勝者は初対戦となる。
クルム伊達がシングルスで勝利したのは今年の1月に行われたアピア国際シドニー予選1回戦で
I・C・ベグ(ルーマニア)に勝利して以来、約3ヶ月ぶりとなる。
昨年のシーズン終盤頃から右足付け根部分や左ひじを痛め、その後左ひじをカバーしたため右肩の腱鞘炎となり満足なプレーが出来ず、アビエルト・メキシコ・テルセルとBNPパリバ・オープンの予選では2大会続けて途中棄権とした。
《クルム伊達 涙の途中棄権》クルム伊達は試合後に自身のブログで「久々の勝利!っていうか、久々に痛みなく、不安なくプレーができた。」
「久々の連戦。体が動くかな??ずっと怪我で試合がろくにできなかっただけにこの勝利からなんとかフィーリングを最大に掴めるようにじっくりプレーできればと思います。」と勝利の喜びを綴っている。
勝利したクルム伊達は予選決勝で予選第13シードで世界ランク154位のL・シーゲムント(ドイツ)と対戦する。
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