男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル男子(メキシコ/アカプルコ、ハード、賞金総額1,548,755ドル、優勝賞金343,000ドル)は28日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
錦織圭(日本)は第2シードの
D・フェレール(スペイン)に3-6, 5-7のストレートで敗れ、大会初、2大会連続優勝を逃した。
第1セット、錦織は先にブレークを許し追いつくも、第8ゲームで2度目のブレークを許し第1セットを落とす。
錦織のサービスで始まった第2セット、先にポイントを許した錦織は強引なネットプレーに出てボレーをアウトし0-30、最後はバックハンドのスライスをネットにかけラブゲームでブレークを許す。
第3ゲームでも錦織は1度のチャンスでブレークを許し、第1セットからフェレールに5ゲーム連取を許した。
第4ゲームでフェレールのドロップショットをドロップショットで返した錦織が1度のチャンスでブレークバックに成功し、第5ゲームではセカンドサービスでエースを決めサービスキープに成功する。
第7ゲームで錦織はブレークチャンスを許すもなんとかサービスキープに成功する錦織は、第8ゲーム、ダブルフォルトでポイント先行すると15-40とブレークバックのチャンスが訪れると、1度目のチャンスでロングラリーの末にフォアハンドのダウンザラインを決め追いつく。
第9ゲーム、錦織はデュースの末に2度ブレークチャンスを与え、最後は回り込んだフォアハンドのチャンスボールがサイドアウトとなり3度目のブレークを許した。
第10ゲーム、錦織は1ポイント目を取り、フェレールこの試合4度目のダブルフォルトで15-40とチャンスを掴むとストローク戦を制しブレークバックに成功する。
第11ゲーム、バックハンドをネットにかけ30-40とフェレールにブレークチャンスを許し、最後はネットにつめた錦織はロブをスマッシュで返そうとするが届かずフレームショットとなり4度目のブレークを許した。
第12ゲーム、ボレーを決め1ポイント返すも、15-40の場面で最後は錦織が辛うじて返したロブがアウトとなり錦織は1時間48分で敗れた。
両者は11度目の対戦となり、これまでの対戦で錦織はフェレールに7勝4敗とし、錦織の連勝は5で止まった。
《錦織 vs フェレール 全豪オープン4回戦》錦織は今大会決勝進出したことにより2日に発表されるATP世界ランキングで
A・マレー(英国)を抜き、自己最高位の4位になることが確定しており、1995年に
クルム伊達公子(日本)(※当時は伊達公子)が記録した日本人最高位に並ぶ。
錦織が優勝し現在アルゼンチンで行われているアルゼンチン・オープンで決勝進出している世界ランク4位の
R・ナダル(スペイン)が準優勝とした場合、ナダルも抜き日本人選手最高位となる3位に浮上することになっていたが、今回は持越しとなった。
【錦織圭 vs ダビッド・フェレール 過去の対戦成績】
<2015年>
・アビエルト・メキシコ・テルセル決勝 ●錦織圭 3-6, 5-7 ○D・フェレール
・全豪オープン4回戦 ○錦織圭 6-3, 6-3, 6-3 ●D・フェレール
<2014年>
・ツアー・ファイナルズ予選ラウンドロビン ○錦織圭 4-6, 6-4, 6-1 ●D・フェレール
・BNPパリバ・マスターズ準々決勝 ○錦織圭 3-6, 7-6 (7-5), 6-4 ●D・フェレール
・ムチュア・マドリッド・オープン男子準決勝 ○錦織圭 7-6 (7-5), 5-7, 6-3 ●D・フェレール
・ソニー・オープン4回戦 ○錦織圭 7-6 (9-7), 2-6, 7-6 (11-9) ●D・フェレール
<2013年>
・ソニー・オープン4回戦 ●錦織圭 4-6, 2-6 ○D・フェレール
・全豪オープン4回戦 ●錦織圭 2-6, 1-6, 4-6 ○D・フェレール
<2012年>
・ロンドンオリンピック3回戦 ○錦織圭 6-0, 3-6, 6-4 ●D・フェレール
<2011年>
・楽天ジャパン・オープン1回戦 ●錦織圭 4-6, 3-6 ○D・フェレール
<2008年>
・全米オープン3回戦 ○錦織圭 6-4, 6-4, 3-6, 2-6, 7-5 ●D・フェレール
《錦織 vs フェレール 1ゲーム速報中!》
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