男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル男子(メキシコ/アカプルコ、ハード、賞金総額1,548,755ドル、優勝賞金343,000ドル)は24日、シングルス1回戦が行われ、第1シードの
錦織圭(日本)が予選勝ち上がりで世界ランク92位の
A・ゴンザレス(コロンビア)を6-3, 7-5のストレートで下し、3年ぶり2回戦進出と共にキャリア200勝をあげた。
この試合、強風の中で行われ両者は風に苦しめられる。
錦織は試合を通じてファーストサービスの確率は58パーセントといつもに比べ低く、ダブルフォルトは1度と少ないがサービスエースは0、ファーストサービスが入った時73パーセントの確率でポイントを獲得した。
試合序盤から許したブレークチャンスも合計で7度あったがその内6度はしのぐも、ブレークを許した1度はこのゲームをキープすれば勝利という第2セット第9ゲームで、このゲームはミスが続きラブゲームでブレークを許した。
しかし試合を通じて錦織が主導権を握り、11度のブレークチャンスから4度のブレークに成功。
この日は特にドロップショットが冴えていた。
ゴンザレスのサービスで始まったこの試合、錦織は第2ゲームで早くも3度のブレークチャンスを与えるが、ここをしのいでキープすると第3ゲームはデュースに追いついてから2度目のブレークチャンスでゴンザレスのストロークがアウトとなり、先にブレークに成功する。
第8ゲームでも錦織は15-40と2度のブレークチャンスを与えるがグラウンドスマッシュとフォアハンドのウィナーでしのぎデュースとする。しかしリターンを決められ再びブレークチャンスを与えるが、最後はフォアハンドのウィナーを決めキープする。
第9ゲームで錦織はゴンザレスのダブルフォルトもあり、3度目のセットポイントで決め、44分で第1セットを取った。
第2セット第2ゲームで錦織はドロップショットを決めブレークチャンスを掴むと2度目のチャンスで早くもブレークに成功する。
錦織のサービング・フォー・ザ・マッチとなる第10ゲームでは錦織のミスからラブゲームでブレークを許す。
しかし第12ゲームで錦織がポイント先行し、15-40と錦織にマッチポイントが訪れると最後はゴンザレスのフォアがアウトとなり、1時間36分で錦織が勝利した。
両者は初対戦となり、世界ランク92位のゴンザレスは、2014年6月に記録した70位が自己最高位としている。
錦織はこの試合に勝利したことによりキャリア200勝を達成、通算対戦成績を200勝107敗とした。
勝利した錦織は2回戦で
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)を6-2, 7-5で下した
ルー・イェンスン(台湾)とのアジア勢対決となる。
イェンスンとは2011年全仏オープン1回戦以来の対戦となり、その時錦織はイェンスンをストレートで下している。
錦織は同大会2012年以来2度目の出場となり、その時はクレー大会で錦織は2回戦で
J・シャーディ(フランス)に敗れている。
2014年からサーフェスがハードに変わり、錦織は昨年も出場を予定していたが、前週のデルレイ・ビーチで棄権しており怪我の悪化を防ぐために欠場していた。
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