テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は26日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)がノーシードで勝ち進んだ
G・ミュラー(ルクセンブルグ)を6-4, 7-5, 7-5のストレートで下し、大会8年連続ベスト8進出、グランドスラムでは2009年ウィンブルドンから24大会連続ベスト8以上に進出した。
この試合、ジョコビッチはファーストサービスが入った時82パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ミュラーに1度もブレークを許すことなく、各セット1度ずつ3度のブレークに成功し、2時間8分で勝利した。
第1セット中盤、ミュラーに逆を突かれたジョコビッチは反応することができず転倒してしまう。その際にラケットを手に持ったまま地面に右手をつけてしまい手の甲を擦りむいてしまう場面があったが、ゲームを終えチェンジエンドの際にトレーナーを呼び、擦りむいた右手の治療を受けその後のプレーに支障無く続けられた。
両者は今回が初対戦となり、勝利したジョコビッチは準々決勝で第12シードの
F・ロペス(スペイン)を6-4, 4-6, 6-3, 6-7 (7-9), 6-3で下した第8シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。
ジョコビッチとラオニチは5度目の対戦となり、これまでの対戦は全てジョコビッチが勝利、前回対戦した昨年のBNPパリバ・マスターズ決勝ではインドアで圧倒的な強さを見せるジョコビッチがラオニチを一蹴した。
《ジョコビッチvsラオニチ BNPパリバ・マスターズ》この日も安定した強さを見せつけたジョコビッチは今大会、1回戦で予選勝ち上がりの
A・ベデネ(スロベニア)、2回戦で
A・クズネツォフ(ロシア)、3回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)、4回戦のミュラーと1セットも落とすことなく勝ち進んでおり、今大会男子で1セットも落とさずに勝ち進んでいるのはジョコビッチと第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)のみとなっている。
過去同大会で、過去同大会で2008年に
JW・ツォンガ(フランス)を下して初優勝を飾り、2011年は
A・マレー(英国)、2012年は
R・ナダル(スペイン)、2013年はマレーを下して大会3連覇、4度の優勝を達成しており、2年ぶり5度目の優勝を狙う。
ジョコビッチとラオニチの準々決勝は28日に予定されており、この試合の勝者は準決勝で第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)と第5シードの
錦織圭(日本)の勝者と対戦する。
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