テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は25日、男子シングルス4回戦が行われ、第6シードの
A・マレー(英国)が第10シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-7 (5-7), 6-3, 7-5で下し、昨年のウィンブルドンでのリベンジを果たし準々決勝へ駒を進めた。
グランドスラムで16大会連続となるベスト8入りを決めたマレーは、第4セットでは23歳のディミトロフにセットカウント2ー5の劣勢に立たされてからの逆転勝利だった。
3時間半にわたり深夜0時を回るまで行われた試合を制したマレーは「最後は正直ラッキーだった。何本かネットに当たったボールが自分に有利な方へ転がってくれた。あれが勝敗を分けたと思う。」と勝因を語っていた。
第2セットをタイブレークの末に奪われた時は、ベンチへ戻るとラケットを叩きつけ叫び声を上げ悔しさを露にするシーンも見られた。
負けたディミトロフは「流れがお互いへ行ったり来たりしていた試合だった。流れを掴んだ時は、それを維持しようと必死だった。」と試合を振り返っていた。最後の自身のサービスゲームを落とした直後はラケットをコートに叩きつけ、怒りを表していた。
マレーは準決勝進出を懸けて地元の声援を受ける
N・キリオス(オーストラリア)と準々決勝を行う。キリオスはこの日、
A・セッピ(イタリア)を5-7, 4-6, 6-3, 7-6 (7-5), 8-6の逆転で下していた。
マレーはキリオス戦へ向けて「彼は自分があの年齢の時よりもっと自信を持って戦っていると言える。自分自身を奮い立たせる事が出来る選手。彼に勝つには最高のプレーが必要だろう。彼はここまで信じられない戦いをしているし、どんどん良くなっている。自分の勝利も次で終わらないようにしたい。」と意気込みを語っていた。
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