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接戦制したフェレール錦織戦へ

テニスのグランドスラム、全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル）は２４日、男子シングルス３回戦が行われ、第９シードのＤ・フェレール（スペイン）が第１８シードのＧ・シモン（フランス）を6-2, 7-5, 5-7, 7-6 (7-4)の接戦の末に下し、同大会５年連続８度目の４回戦進出を決めた。

両者は今回が８度目の対戦となり、フェレールはシモンとの対戦成績を６勝２敗とした。

この試合、フェレールはファーストサービスが入った時に６４パーセントの確率でポイントを獲得し、シモンのサービスゲームを９度ブレークに成功した。

第１・第２セットとフェレールが先取し、第３セットではゲームカウント５－３とフェレールがストレートで勝利するかと思われたが、シモンが第１０・第１２ゲームでブレークを返した。

ロングラリーの応酬となったこの試合では、シモンがトレーナーを呼んで太もものマッサージを受けるなど疲労が見えたもの、粘り強いテニスでシモンが第３セットをゲームカウント５－７で奪い返す。

第４セットでも、フェレールはリードしていたが、シモンに追いつかれてタイブレークへともつれる。しかし、タイブレークで先にミニブレークに成功したフェレールが３時間３６分に及ぶロングマッチの末に勝利をものにした。

４回戦でフェレールは、第５シードの錦織圭（日本）と対戦する。

過去同大会でフェレールは、２０１１年はＲ・ナダル（スペイン）に、２０１３年はＮ・アルマグロ（スペイン）に勝利してベスト４進出を果たしており、その時の成績が全豪オープンでの最高成績となっている。

フェレールと４回戦で対戦する錦織は、同日行われたシングルス３回戦でＳ・ジョンソン（アメリカ）を逆転で下して4回戦進出を決めており、大会３年ぶり２度目のベスト８進出を狙う。

《錦織 3年ぶりの8強入りなるか》

一方、今回フェレールに敗れたシモンは、１回戦でＲ・ハーセ（オランダ）、２回戦でＭ・グラノジェルス（スペイン）を下して３回戦に駒を進めるも、世界ランク１０位のフェレールに敗れることとなった。