テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は24日、男子シングルス3回戦が行われ、第5シードの
錦織圭(日本)が世界ランク38位の
S・ジョンソン(アメリカ)を6-7 (7-9), 6-1, 6-2, 6-3の逆転で下し、同大会4年連続4回戦進出を決めた。
両者は今回が3度目の対戦となり、錦織はジョンソンとの対戦成績を3勝0敗とリードした。
この試合、錦織は15本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時に74パーセントの確率でポイントを獲得。試合を通して24本の凡ミスを犯すも、49本のウィナーを放った。
第1セットはジョンソンの角度あるサービスとフォアハンドに圧倒されるも、第3ゲームで錦織がリターンエースを決めてブレークに成功。その後錦織がゲームカウント3-1とリードするも、第6ゲームでブレークバックを許し、そのまま両者はタイブレークへ。
タイブレークでは、先にフォアハンドウィナーでミニブレークに成功したジョンソンがポイントリードされるも、錦織がここから3ポイント連取して4-4と追いつく。その後は錦織にセットポイントがきていたが、それをジョンソンにサービスエースでしのがれ、錦織がダブルフォルト、フォアハンドのフレームショットで第1セットを落とした。
第2セットでは、錦織の調子が一気に上がり、得意のリターンゲームでは第2ゲームでジョンソンのバックハンドのスライスがアウトしてブレークに成功。その後も錦織が第6ゲームでもこのセット2度目のブレークに成功し、ゲームカウント5-1と大きくリード。このセットを25分で奪い返した。
第3セットでは、第2セットを取った勢いで第1ゲームから強烈なフォアハンドからスマッシュを決めてブレークに成功。ここから4ゲームを連取した錦織がジョンソンを大きく突き離し、第3セットをゲームカウント6-2で連取した。
第4ゲームは、第2ゲームで錦織が0-40とジョンソンにブレークチャンスを与えたが、それをすべてしのいで5ポイント連取してキープ。その後も両者はサービスキープとなるも、第7ゲームで錦織がリターンエースを決めてブレークに成功。さらに最終ゲームとなった第9ゲームでもブレークし、2時間29分で勝利をおさめた。
大会3年ぶり2度目のベスト8進出をかけて錦織は、4回戦で第9シードの
D・フェレール(スペイン)と第18シードの
G・シモン(フランス)の勝者と対戦する。
世界ランク5位の錦織は、過去同大会で2012年に
JW・ツォンガ(フランス)に勝利してグランドスラム初のベスト8進出を果たしている。
一方、敗れた25歳のジョンソンは錦織と同年代で、今大会は1回戦で予選勝者の
K・エドモンド(英国)、2回戦で第30シードの
S・ヒラルド(コロンビア)をいずれもストレートで下し、錦織との3回戦に駒を進めたが、グランドスラム初の4回戦進出とはならなかった。
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